【完結済み】バトル漫画おすすめ15選【燃える戦い】

おすすめマンガ

Kindleで読める、完結しているオススメなバトル漫画を形式で紹介。

掲載する作品はストーリーや世界観よりも、バトル描写の面白さを優先して選んでいる。

完結済みのバトル漫画

ドラゴンボール

世界一読みやすいバトル漫画の金字塔!

人里離れた山奥で暮らしている野生少年・孫悟空。
西の都からやってきた科学少女・ブルマと出会い、7つ揃えたらどんな願いでも叶う「ドラゴンボール」を探す冒険の旅に出る。


画像は『DRAGON BALL カラー版 フリーザ編』7巻。読みやすいアクションが魅力。

世界的に有名な少年ジャンプを代表するバトル漫画。
始まりこそ冒険活劇だが、途中から次から次へと強敵と戦う激しいバトルアクションが描かれる。

そしてその魅力は、鳥山明氏によるとても読みやすいバトル描写にある。

『ワンピース』や最近だと『鬼滅の刃』といった人気のバトル漫画でも、バトル描写はごちゃごちゃしていて何をしているのかパッと見でわからなかったり、あるいはスピード感や迫力に欠けることがわりとよくある。
それだけバトル描写を描くというのは難しい。

しかし『ドラゴンボール』は無闇に描き込まず無駄を省いており、コマ割りや構図も読みやすさ最優先で構成されているため、ほぼすべてのバトル描写が物凄く読みやすいしわかりやすい。
そして絵にスピード感や迫力もある。

ここまで徹底的に読みやすく、且つスピード感と迫力があるバトル漫画はほかに例がない。
「世界一うまいバトル漫画」と言っても過言ではないだろう。

ついでに言えば、鳥山明氏はキャラクターのデザインやデフォルメ技術も抜きん出ている。

『Dr.スランプ』や『ドラゴンクエスト』などにしてもそうだが、鳥山明氏のデフォルメ技術の高さは、漫画の神様・手塚治虫氏が自身の後継者として認めたほど。
「鳥山明以前」と「鳥山明以後」で分けられるくらい、その後の漫画の絵に多大な影響を与えた。

鳥山明氏の漫画はセンスの塊で心底感心する。

(カラー版はいくつもに分かれていてややこしいが、この上から順に読んでいけばOK)

ナルト

忍者たちが己の信念をかけて戦うファンタジーバトル!

少し前まで忍者たちが大きな戦争を行い、殺しあっていた世界。
孤児の少年・ナルトは落ちこぼれの忍者で、とある事情により大人たちから差別される悲惨な境遇にいた。
しかしナルトは諦めない心でまっすぐに成長し、その努力と行動により次第に周囲を認めさせていく。


画像は『ナルト』4巻。高い画力からのアクション描写が魅力のひとつ。

落ちこぼれ呼ばわりされていた主人公が努力して実力を身につけて、そうして活躍していく様が爽快なファンタジー忍者漫画。

忍者だとか侍だとかの和風ファンタジーものは、リアルに寄ったやや地味なアクション・世界観になりがちだったりする。
しかしこの漫画は『ドラゴンボール』にも引けを取らない、ド派手な忍術バトルが繰り広げられていく少年ジャンプらしい作風になっている点が素晴らしい。

作者の岸本斉史氏はこれがデビュー作にもかかわらず画力が高く、アクション描写がとても上手い。
そしてその画力から繰り出されるバトルがカッコイイ。

和風ハイファンタジーのバトル漫画としては間違いなくイチオシ。

幽遊白書

喧嘩最強の中学生が妖怪と戦う格闘異能力バトル!

子供を助けて交通事故で死んだ不良中学生・浦飯幽助。
霊界の閻魔大王も予定外だったその死により、幽助は紆余曲折を経て霊界探偵として蘇り、人間界で悪さをする妖怪を退治することになる。


画像は『幽遊白書』12巻。主要メンバーの4人。

現在『ハンターハンター』を連載している(?)冨樫義博氏の出世作。

最初は1話完結の人情オカルトとしてスタートし、3巻頃から妖怪バトルに路線変更され、その後はジャンプお得意のトーナメントが出てきて、さらにはジョジョ風の心理戦を含む異能力バトルになり、最後はまたオカルト日常に戻った。

わずか19巻の間に紆余曲折あった作品だけれども、どの部分をとっても冨樫氏の良さがでている。
子供の頃は特に中盤のトーナメントを面白く感じたが、大人になってから読み返すと、後半の展開もヒューマンドラマとして名作だったなと理解できる。

冨樫氏の凄いところは、一級の少年向けバトル漫画を描けて、なおかつ大人向けのドラマを描けるところにあるのではないかと思う。
そういった意味では本作は冨樫氏の良さが存分に出た名作だろう。

北斗の拳

核で荒廃した世界を拳ひとつで生き抜くバイオレンス・アクション!

核戦争で文明が崩壊し、弱肉強食の世界となった世紀末。
一子相伝の暗殺拳「北斗神拳」の伝承者・ケンシロウは奪われた許嫁・ユリアを救うため、復讐の旅をする。


画像は『北斗の拳』9巻。有名なケンシロウとラオウの戦い。

少年ジャンプで3年間にわたり1位を維持し、「お前はもう死んでいる」で一世を風靡した格闘漫画。

『マッドマックス2』のような文明が崩壊したポスト・アポカリプスの世界を舞台に、伝説の「北斗神拳」を使う格闘家の戦いの旅が描かれる。

25年くらい前の作品だけど、いま読んでも熱いバトルとハードボイルドなストーリーで楽しめる。

ジョジョの奇妙な冒険(7部まで)

能力バトル漫画の金字塔!まぁ能力バトルは3部からだが。

ジョースター一族と吸血鬼・ディオの、1世紀以上にわたって繰り広げられる因縁の戦いが描かれる。


画像は『ジョジョの奇妙な冒険』第5部。3部以降は能力バトルと心理戦が魅力。

能力バトル物に大きな影響を与えた作品。
様々な能力者たちとの心理戦を交えた戦いが面白い。

かなりの長編シリーズだが、全部を読むのは大変という人には4部、5部、7部をオススメする。

4部は一つの街を舞台とした日常バトル。
平穏な街に潜む能力を悪用した殺人者との戦いもあれば、能力者たちのちょっとした平穏な日常のエピソードもある。

5部はイタリアを舞台としたマフィア同士の抗争。
息をつかせぬ命がけの戦いの連続で、テンポの良いスリリングなストーリーになっている。

そして7部は、19世紀後半のアメリカを舞台とした大陸横断の壮大な乗馬レース大会。
1部~6部までの一連のストーリーがリセットされているため、シリーズをはじめて読む人でも楽しみやすいかと思う。

(完結は7部まで)

ブリーチ

オシャレでスタイリッシュな死神バトル!

幽霊の見える高校生・黒崎一護は、自らを死神と名乗る少女と遭遇し、同時に「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。
家族を守るために死神になってしまった一護は、それから虚と戦う日々を送ることになる。


画像は『BLEACH』13巻。味方も敵もカッコイイデザインのキャラが多い。

『ワンピース』『ナルト』と並び評された少年ジャンプの代表作。

とにかく作者の天才的なセンスがあふれ出ている漫画で、キャラクターもセリフもバトルもオシャレでスタイリッシュ。
中盤頃から登場する必殺技の「卍解」などは、少年ジャンプ史上でも1・2を争うかっこ良さだと思う。

もちろんただオシャレなだけでなく、バトル漫画としても王道で面白い。
特に7巻~20巻のストーリーは高く評価されているし、個人的にもオススメ。

るろうに剣心

幕末を生き抜いた剣客たちの明治時代・剣戟バトル!

幕末のころ「人斬り抜刀斎」と恐れられた伝説の剣士・緋村剣心。
維新後は不殺を誓い、人を斬れない逆刃刀を手に人々を守り続ける。


画像は『るろうに剣心』7巻。幕末の頃のライバル・斎藤一との戦い。

ダイの大冒険

ドラクエ×少年ジャンプの傑作ファンタジー!

モンスターが暮らす平和な島で生まれ育った少年・ダイは、島を訪れた勇者育成の家庭教師・アバンに才能を認められ、勇者になるための特訓を受ける。
しかしかつて勇者に倒されたはずの魔王が復活し、ダイたちを襲撃する。


画像は『ダイの大冒険』18巻。魔王軍との激しい戦いが描かれる。

「勇者が魔王を倒したドラクエ世界のその後」を舞台に、次世代勇者一行の冒険と成長を描いたドラクエ漫画の傑作。

この漫画はバトルも熱いのだが、それと同じかそれ以上に仲間と敵の成長も熱い。
特に主人公の親友にして魔法使いのポップの成長が熱すぎる。

ポップは平凡な生まれの人間で、戦いから逃げだすような臆病な性格をしている。
しかしそれでも悩み葛藤しながら仲間のために勇気を振り絞って戦いに挑み、精神的に少しずつ成長していく。

また味方だけでなく敵側も成長する。
最初は卑劣な敵も、主人公たちとの戦いを経て真っ当な武人へと成長し、ライバルとして立ちふさがってくる。

絵はちと古臭いけれど、この成長物語が熱くて面白いのでオススメ。

ロトの紋章

『ドラゴンクエスト3』の子孫たちの戦いを描いたダークファンタジー!

ゾーマが倒されてから100年後、精霊ルビスによって封じられていた大魔王・異魔神が蘇り、世界は再び闇に覆われようとしていた。
異魔神の配下によって国を滅ぼされた勇者ロトの子孫・王子アルスは、異魔神を倒すための旅に出る。


画像は『ロトの紋章』7巻。ロトの子孫同士の戦い。

『ドラクエ3』でゾーマが倒されてから100年後を舞台に、ゾーマを超えるスケールの大魔王と、勇者ロトの子孫たちの戦いを描いた物語。

ドラクエ漫画としては『ダイの大冒険』と双璧をなす有名な作品だが、こちらは陰のある薄暗い雰囲気で、悲劇的なダークファンタジーになっている。
まぁこの当事の少年ガンガンはわりと重い漫画が多かった気がする。

『ダイの大冒険』よりもドラクエのストーリー・設定を反映している漫画なため、『ドラクエ3』をプレイしたことがある人にはとてもオススメだ。

ストーリーの完成度も『ダイの大冒険』に負けず劣らず高い。

封神演義

中国の古典小説をもとにした壮大なSF歴史ファンタジーバトル!

紀元前11世紀の古代中国・殷の末期。
殷の皇帝・紂王は仙女・妲己の術により魅了され、操り人形と化していた。
仙界の道士・太公望は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」の任務を受け、殷で暴虐の限りを尽くす妲己と対立する。


画像は『封神演義』20巻。「宝貝」という仙界の道具を用いて戦う。

中国の古典小説「封神演義」を少年漫画らしい異能力バトルにアレンジした藤崎竜氏の出世作。

ストーリーはひとつの時代の終焉と新たな時代の始まりを描いた、中国らしいスケールの大きさを感じさせる大河ファンタジー。
さらにそれにSF的な解釈を加えて、より壮大な世界観に仕上げている。

また少年漫画なだけに、仙人たちの能力バトルも激しい。
「宝貝」という仙界の道具を使って、各々が個性的な能力を発揮してくる。

バトルでは敵だけでなく味方も大量に死にまくるし、そもそもバトル関係なく人が死にまくるが、主人公の軽い性格とコミカルなギャグにより、あまり暗くは感じさせない読みやすさになっている。
そこはさすがフジリュー氏。

そして少年ジャンプとしては大変珍しく、伏線がキレーに回収されてストーリーが完璧にまとまっている。そういった点でもオススメ。

スプリガン

超古代文明の遺産を巡るSFアクション!

超古代文明の遺産を封印する特殊工作員「スプリガン」。
高校生の御神苗優はそのスプリガンの一員として、各国の軍隊を相手に古代遺産を守るべく日々戦う。


画像は『スプリガン』1巻。オーパーツを組み込んだオリハルコン製のパワードスーツを装着して戦う主人公。

『ARMS』と並ぶ皆川亮二氏の代表作のひとつ。

超古代文明の遺跡封印を目的とした特殊組織のトップエージェントが、遺産を巡って世界各国の軍隊・特殊部隊と渡り合うアクション漫画。

ノアの箱舟やらナチスの遺産やらのオーパーツが発見され、それらを狙って各国の特殊部隊などがやってくる。
それに対して、オーパーツを用いて作られた通常の30倍以上の筋力を発揮させるパワードスーツを着た主人公や、気功の達人、人間離れした獣人が格闘バトルを繰り広げるという熱い展開。

皆川氏お得意の厨二ワールド全開なので、バトル漫画が好きな人なら燃えること間違いなしだ。

ARMS

金属生命体「ARMS」を移植された少年少女たちが運命を切り開くSFアクション!

日本で普通の高校生活を送っていた少年・高槻涼の前に突然、左腕に「ARMS」という兵器が移植された転校生がやって来る。
それにより平穏な日常は崩れ去り、世界規模の陰謀と激しい戦いに巻き込まれてゆく。


画像は『ARMS』10巻。腕から荷電粒子砲を放つ敵。

厨二漫画の代名詞ともいえる皆川亮二氏の代表作。

特殊な訓練を積んだ高校生や元傭兵の主婦がエリート特殊部隊を倒したり、単身赴任の忍者がマフィアを潰したりする、そんな漫画。

いま読み直すと厨二設定の塊だったりするのだけど、読んでいる最中はまったくそんなことを感じさせない、熱くカッコイイバトルが描かれていく。

ただし少年サンデーとは思えないほど話は殺伐としていて重い。

敵も味方も悲劇だらけで、登場人物たちは悲しいほどに散っていく。
しかし主人公たちは辛く厳しい現実を前に苦悩しながらも、人間として成長し、力強く歩んでいくため、それに心を動かされて感動する。

ホント良い意味で熱くなれる厨二バトルの名作。

鋼の錬金術師

錬金術師たちのスチームパンク・ダークファンタジー!

幼くして父親が失踪し、母親を亡くした天才兄弟の2人は、母親を蘇らせたいがために錬金術を用いて禁忌の人体練成を行う。しかしその代償は大きく、兄は片手と片足を、弟は全身を失ってしまう。
2人は失った肉体を取り戻すため、伝説の「賢者の石」を探す旅に出る。


画像は『鋼の錬金術師』1巻。主人公の兄弟2人。

手塚治虫文化賞新生賞や星雲賞を受賞した錬金術ファンタジー。
天才錬金術師の兄弟を中心に、錬金術師たちと陰謀を巡る争いが描かれる。

20巻を超える長編でありながら、最初から最後までストーリーが1本でまとまってる稀有なバトル漫画としてとても評価が高い。

例えばほぼ全ての長編バトル漫画は、ストーリーが伸びるのにあわせて主人公たちの強さをどんどんインフレしていく。
しかしこの漫画は終始主人公たちの強さがほとんど変わらない。

つまりそれだけストーリーが構想通りに完結しているわけだ。
全27巻でここまでインフレしないバトル漫画は大変珍しい。

そしてキャラクターひとりひとりが無駄なく最後まで活躍していく点でも完成度が高い。
主要キャラは当然ながら、モブキャラたちまでもが使い捨てではなく後半まで出番があるので、「こいつがここまで活躍するなんて・・・・・・」と読んでいて驚きとともにニヤッとしてしまう。

付け加えるなら、少年漫画なのにやたらオッサンたちの生き様がカッコイイ。
作者の好みなのだろうけれど、オッサンたちがみんな生き生きしている。なので大人になってから読んでも面白い。

東京喰種

「喰種」と「喰種対策局」の戦いを描いた現代ダークファンタジーバトル!

人と同じ姿で人間社会に紛れ込み、人を喰らう「喰種」が蔓延する現代東京。
大学生の金木研は不幸にも喰種の臓器を移植されてしまい、喰種たちのコミュニティで生きる苦悩の日々を送ることになる。


画像は『東京喰種トーキョーグール:re』1巻。喰種対策局と喰種の戦いが話の中心。

『寄生獣』をスタイリッシュバトルにしたような漫画。

人間そっくりの食人生物「喰種」が人間社会に紛れ込んで暮らしているのが一般に知られている現代東京で、普通の人間だった青年が移植手術で喰種にされてしまい、人間社会で暮らせなくなる絶望から始まる物語。

というわけでそんな主人公の苦悩が描かれていくわけだけれども、この作品の魅力はそういうことより、『ブリーチ』のようなオシャレでスタイリッシュなデザイン・バトルにある。

『ブリーチ』を少年誌を代表するスタイリッシュバトル漫画とするなら、こちらは青年誌を代表するスタイリッシュバトル漫画。
カッコイイデザインのキャラクターや武器が登場し、喰種と、その喰種を狩る喰種捜査官との凄惨な戦いが巻き起こる。

なのでスタイリッシュなグロバトルが好きな人にオススメ。

ヘルシング

吸血鬼とキリスト教とナチスのダークファンタジー・バトル!

20世紀末のイギリス。
大英帝国の王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」に所属する最強の吸血鬼・アーカードは、吸血鬼でありながら吸血鬼を狩ってゆく。

画像は『HELLSING』1巻。主人公の吸血鬼・アーカード。

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