【完結済み】短編漫画おすすめランキング20選【短い名作】

おすすめマンガ

Kindleで読める完結済みの短編漫画をランキング形式で紹介。

ここ20年くらいの、なるべく最近(?)の漫画を優先している。

(※2月25日更新)

完結済みの短編漫画おすすめランキング

【1位】プラネテス

プラネテス(1) (モーニングコミックス)

「宇宙」と「愛」がテーマの傑作SFヒューマンドラマ!

今よりも気軽に宇宙へ行けるようになった近未来。
宇宙のデブリ(ゴミ)回収業者として働く主人公をはじめ、宇宙で妻を失った同僚や、ロケット技術者を目指す少年、宇宙船以外何一つ愛せない科学者など、宇宙に関わる様々な人々の物語が展開される。


画像は『プラネテス』1巻。事故が原因でパニック障害を引き起こし、自分と語り合う主人公。

同じ宇宙飛行士モノでも、夢に向かって突き進む『宇宙兄弟』とは異なり、こちらは人生観などの哲学・思想を描いた作品。

言葉にするのが難しいが、全4巻で短いながらも、宇宙を通して人生や愛などについて考えさせられる内容になっている。

20歳前半のデビュー作でこれを描いた作者に脱帽。

【2位】蟲師

蟲師(1) (アフタヌーンコミックス)

怪異を引き起こす「蟲」と対峙する伝記ファンタジー!

江戸時代~明治時代あたりの架空の日本。
常人には見えない「蟲」への対処を生業とする「蟲師」のギンコは各地を旅し、蟲による怪異を解決していく。


画像は『蟲師』1巻。蟲に取り付かれた少年のエピソード。

古き良き日本を感じる作品。

要は妖怪ものに近い形で、超自然現象の「蟲」に取り付かれた人々の人生を見ながら、それを主人公が解決する1話完結の物語になっている。

儚い雰囲気の中で淡々と進行していくが、個人的にはそれがとても心地良い。

【3位】寄生獣

寄生獣 フルカラー版(1) (アフタヌーンコミックス)

人間を捕食する寄生生物との戦いと共生を描いた傑作!

あるときどこからともなくやって来た謎の寄生生物たち。
人間の頭に寄生し、人間そっくりの姿で人間社会に紛れ込み、密かに人間を捕食するようになる。
日本に住む高校生の新一も寄生されるが、寄生先が右手だったために命は助かり、以降その寄生生物との奇妙な共生関係が続くことになる。


画像は『寄生獣』1巻。右手に寄生される主人公。

人間そっくりの捕食者が日常に潜むという、その後の作品に大きな影響を与えた漫画。
最近のだと『東京喰種』や『亜人』はこれの影響を受けている模様。

食物連鎖の頂点に立つ人間が被食者になるとか、環境問題とか、バディ物とか、親子愛とか、哲学とか、主人公が活躍するアクションとか、そういったものを全て詰め込んで10巻で綺麗にまとめている。

一昔前の漫画だし、絵柄も80年代チックで古臭い(そしてファッションはダサい)。
しかしメッセージ性と漫画としての完成度の高さは抜きん出ている名作なのでオススメだ。

【4位】BLAME!

新装版 BLAME!(1) (アフタヌーンコミックス)

巨大構造物を探索する圧倒的スケールのSFアクション!

遥か遠い未来、都市は複雑高度に階層化され、ネットワーク社会も拡大し、ネットワークへの正規アクセスを可能にする「ネット端末遺伝子」が市民権となる。
しかし災厄によりネット端末遺伝子は失われ、人間は市民権を失ってしまい、AIにより排除されるようになる。

そんな絶望的な世界で、サイボーグの霧亥はこの世界を救う鍵となる失われたネット端末遺伝子を持つ人間を探し出そうと、果てしない探索と戦いの旅を繰り広げる。


画像は『BLAME!』1巻。壮大な都市構造物が魅力。

制御できなくなったAIによって際限なく拡張されていく階層都市、不法居住者としてAIに排除されるようになった人間、そして人間とは異なる進化を遂げた珪素生物・・・・・・。

そんなワクワクする超未来のSF世界を、サイボーグで不老不死の主人公が淡々と戦いながら、黙々と探索していく。

セリフも少なく雰囲気も暗く息苦しい。
しかし圧倒的なスケール感と音のない世界には引き込まれてしまう。

【5位】夕凪の街 桜の国

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

被爆者家族の日常を描いた必読作!

広島の原爆投下から10年後。生き延びて日常を歩んでいた人に突然訪れる原爆症による死。
そして現代まで続く、被爆により家族を亡くした二世の悩みや差別。


画像は『夕凪の街 桜の国』。温かみのある絵。

日本人なら知っておかなくてはいけない原爆漫画。

原爆を生き残っても、その後に発症して死ぬ恐れがある原爆症。
そして今もまだ終わっていない原爆による被害。
恥ずかしながら、この漫画を読んではじめて知ったことだ。

絵柄も主人公も明るいため、重苦しい雰囲気ではなく読みやすい。
1巻完結なので一度は読もう。

【6位】幽麗塔

幽麗塔(1) (ビッグコミックス)

セクシャル・マイノリティを絡めたレトロなミステリー冒険活劇!

昭和29年の神戸。ニート青年・天野はある日、謎の美青年・テツオにそそのかされ、金を目当てに財宝が眠るといわれる幽霊塔の調査に協力する。
しかしそれにより、幽霊塔を巡った連続殺人事件に巻き込まれていくことになる。


画像は『幽麗塔』1巻。財宝が眠るとウワサされる幽霊塔を巡った殺人事件が起こる。

幽霊塔を狙う殺人鬼の出現や、過去の幽霊塔の惨劇、幽霊塔を買い取った検事の目論見、相棒の美青年の正体など、次から次へと謎を呼び、様々な怪事件へと巻き込まれるミステリー冒険漫画。
最初はのび太のような頼りない主人公も、そうした波瀾万丈な展開を乗り越えて成長していく。

またトランスジェンダーを中心とした、セクシャル・マイノリティたちの葛藤が描かれる点も特徴的だ。
むしろそちらが本題と言えるほど力が入っており、ジェンダーをテーマとした『センス・オブ・ジェンダー賞』の大賞を受賞したほどである。
漫画での大賞受賞はこの作品くらいだと思う。

ミステリーとしても、葛藤や成長を描いたヒューマンドラマとしても、綺麗にまとまった名作。

【7位】ひきだしにテラリウム

ひきだしにテラリウム

『ダンジョン飯』の九井諒子氏による傑作ショートショート!

SFを中心としたコメディ集。
1話数ページの引き出しの中にクスッと笑える話が詰め込まれている。


画像は『ひきだしにテラリウム』。ショートショートの主人公として生まれた少女のお話。

ショートショートというと星新一氏などの小説が有名だが、九井諒子氏のこの漫画もそれに引けを取らないくらい面白い。

独特の世界観をもとに、現代的な日常からSFやファンタジーまで、様々な物語が展開されていく。
最近ではこういった作品は珍しい(というかまったく見かけない)。

またストーリーにあわせて絵柄を変えている点も特筆すべきところ。
そのためひとつひとつが新鮮な気分で楽しめる。

ほかにも同作者の『竜のかわいい七つの子』や『竜の学校は山の上』も短編としてオススメだ。

【8位】テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエI (ビームコミックス)

古代ローマ人が現代日本の風呂文化にカルチャーショックを受ける風呂コメディ!

古代ローマの浴場設計技師・ルシウスは、事故で現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。
古代ローマより遥かに発達し、合理的な日本の風呂の凄さを知ったルシウスは、そこで得た着想をもとに古代ローマで浴場を設計する。


画像は『テルマエ・ロマエ』1巻。古代ローマの技師が主人公。

古代ローマ人の目を通して「日本の風呂スゲー」と感動する漫画。
日本のトイレが凄いのはよく話題に上がるが、風呂文化も凄いのだなと気づかせてくれる。

「マンガ大賞」と「手塚治虫文化賞」をダブル受賞し、また欧米のいくつかの賞でもノミネートされるなど、世界的にも評価されている。

【9位】日常

日常(1) (角川コミックス・エース)

シュールさを極めた日常コメディ!

ロボ娘が曲がり角で男子高校生にぶつかり、その衝撃でお互いが上空に吹っ飛び、そして荷物から飛び散ったシャケが通行人の頭の上に降ってくる。
そんなシュールな日常がぼちぼちと繰り広げられる。


画像は『日常』1巻。頭の上にシャケが降ってくる日常。

何かよくわからないけど笑ってしまうシュールギャグ。
ただただひたすらにシュールな展開が続いていくので、かなり好みが分かれるかと思う。

「何これよくわからん」と思う人も多いだろう。
でもツボに入る人にはめちゃくちゃツボに入るはずだ。

個人的にはとてもツボに入ったのでオススメしておく。

【10位】ハチミツとクローバー

ハチミツとクローバー 1

美大生たちの青春と、報われないそれぞれの片思いを描いた少女漫画の名作!

貧乏アパートで暮らす美大生の男3人組が、可憐な天才少女と出会うことから物語が動き出す。


画像は『ハチミツとクローバー』の1巻。コロボックル扱いされるヒロイン。

主要登場人物のほとんどが報われない片思いをしているのが切ない。
しかしハイテンションなノリのコメディもミックスされているので、暗さを感じさせない切なさだ。

少女漫画というより青年漫画に近い作風だろうか。
作者は『すごいよ!!マサルさん』をリスペクトしているそうだが、そのためか女性だけでなく男性でも読みやすい漫画になっているように思う。

少女漫画だけど性別を問わずオススメ。

【11位】竹光侍

竹光侍(1) (ビッグコミックススペシャル)

ピカソ的作画の傑作時代劇!

江戸の長屋にやって来た竹光を差した浪人・瀬能宗一郎。
剣豪で変人ながらも、その優しい性格で周囲の人々に愛されていく。

画像は『竹光侍』1巻と2巻。とても独特な画風で描かれる。

あまり知られていないかもしれないが、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞や、手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞するなど、高く評価されている作品。

特に素晴らしいのはその絵で、ピカソのような画風に目を奪われる。
漫画でもこのような描き方ができるとは目からウロコだ。これはもうアートだろう。

また絵だけでなく、剣の道を描いた物語も王道で面白い。
良質な時代小説を読んだような満足感を得られる。

【12位】スプリガン

スプリガン〔保存版〕(1) (少年サンデーコミックス)

超人の特殊エージェントたちが軍隊などと戦うSFアクション!

超古代文明の遺産を封印する特殊工作員「スプリガン」。
高校生の御神苗優はそのスプリガンの一員として、各国の軍隊を相手に古代遺産を守るべく戦っていく。


画像は『スプリガン』1巻。オーパーツを組み込んだオリハルコン製のパワードスーツを装着して戦う主人公。

『ARMS』と並ぶ皆川亮二氏の代表作。
やや古い漫画なものの、個人的に好きな作品なので掲載。

特殊部隊を相手に活躍するという心踊る中二設定が魅力的。
この作者はそういうのを描くのが上手い。

また超古代文明のオーパーツや神話を絡めたストーリーとなっているので、その手の話が好きな人にもオススメ。

【13位】エマ

エマ 1巻 (HARTA COMIX)

森薫氏による貴族とメイドのブリティッシュロマンス!

19世紀ヴィクトリア朝のイギリス・ロンドン。
貿易商人の跡取り息子・ウィリアムは、かつての家庭教師だった老婦人の家でメイドのエマと出会う。
身分差があるものの、ふたりは徐々に惹かれ合っていく。


画像は「エマ」1巻。19世紀後半のロンドンが舞台。

貴族とメイドの身分差の恋愛を描いた森薫氏のデビュー作。
序盤は絵がまだアレだが、後半には『乙嫁語り』のような華やかな描き込みになっている。

森薫氏が描く煌びやかな世界観と、淡々とした日常の雰囲気にはとても魅力がある。

男女問わず読みやすい恋愛漫画だし、イギリスやメイドが好きな人にもオススメだ。

【14位】セトウツミ

セトウツミ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

男子高校生2人の放課後漫才トーク!

元サッカー部の瀬戸と、優等生の内海。
性格は対極ながらなぜか気が合う2人は、毎日放課後に川辺で暇をつぶす。


画像は『セトウツミ』1巻。日常を題材とした2人の漫才トークが繰り広げられる。

ハイレベルな漫才トーク。

奇抜なシチュエーションではなく、会話のセンスや間の取り方で笑わせにくる。
漫才が好きな人にオススメだ。

しかも最後には驚愕の展開も用意されている。
「まさかこれまでの会話が伏線だったとは」とビックリするストーリー構成。

【15位】山賊ダイアリー

山賊ダイアリー(1) (イブニングコミックス)

空気銃を片手に猟仲間たちと楽しく狩猟!

猟師にして漫画家の著者が、ウサギやハト、カラス、イノシシなどを狩猟し、解体して調理する。
そんな猟師生活の日々を淡々と描くコミックエッセイ。


画像は『山賊ダイアリー』1巻。狩ったカラスを調理する描写。

正直絵はかなり下手だ。
でも猟師生活の描写にはワクワクさせられる。

銃で動物を狩って、調理して食べる。
マムシやカラスなども食べるが、そういった料理すら美味しそう。

猟の手法やサバイバルの知識、資格、コミュニティなど、リアルな狩猟体験が淡々と詳細に描かれるため、読んでいて男心がくすぐられる。

【16位】孤独のグルメ

孤独のグルメ【新装版】 (SPA!コミックス)

静かな日常のグルメを扱った名作!

個人で輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎。
いつも一人静かに、淡々と食事をして空腹を満たしていく。


画像は『孤独のグルメ』2巻。淡々とした食事が美味しそうに描かれる。

定食屋から回転寿司、はたまたコンビニまで、身近な外食をエッセイ風のリアルさで描写している。

特別な食事は何もないのだが、緻密なリアルさのせいか、やたらと美味しそうに見えてしまう。

読むとお腹がすくハードボイルドなグルメ漫画。

【17位】僕だけがいない街

僕だけがいない街(1) (角川コミックス・エース)

タイムリープ能力で真犯人を探すミステリー・サスペンス!

時間を巻き戻すことができる青年・藤沼はある日、小学生の頃に起きた連続小学生誘拐事件の真犯人に母親が殺され、その罪を擦り付けられてしまう。
しかしそのことがキッカケで小学生の頃までタイムリープし、当時の事件を追うこととなる。


画像は『僕だけがいない街』1巻。主人公は小学校の頃にタイムリープする。

見た目は子供、頭脳は大人になった主人公が活躍する物語。

虐待を受けている同級生を救おうとするなど、事件を追う過程で周囲の人々を救っていくのが爽快だ。

先が気になり、どんどん引き込まれていく。

【18位】彼方のアストラ

彼方のアストラ

マンガ大賞を受賞した少年少女たちのSF惑星サバイバル!

宇宙の惑星キャンプへ向かおうとしていた高校生の主人公たち9名は謎の襲撃を受け、故郷から遠く離れた宇宙空間へと飛ばされ遭難してしまう。
そのため主人公たちは自力で宇宙船を操り惑星間を旅し、生還しようとする。


画像は『彼方のアストラ』1巻。謎の球体の襲撃を受ける主人公たち。

少年ジャンプにしては珍しく宇宙を舞台としたSFモノ。
惑星サバイバルをはじめ、少年ジャンプらしいテンポの良い展開とコメディ、それにミステリーが詰め込まれている。

前半は惑星でのサバイバルを通して仲間たちとの絆を強めていく少年漫画らしい物語。
そして後半にはミステリー要素が強まり、意外な展開に驚愕させられる。

マンガ大賞に相応しい、綺麗にまとまった作品だ。

【19位】ファイアパンチ

ファイアパンチ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

全身を燃やされ続けながら生きる男の人生を描いた衝撃のダークファンタジー!

「祝福者」と呼ばれる能力者が存在し、雪に覆われた遠い未来の地球。
少年・アグニは再生する能力を活かし、食べる物がない村人たちに自身の肉を分け与えて暮らしていた。
しかし食人を嫌悪したほかの祝福者により、「焼け朽ちるまで消えない炎」で村を燃やされてしまう。
だがアグニは燃やされながらも強力な再生能力と強靭な意志で生き続け、全身に炎を纏った復讐者と化す。


画像は『ファイアパンチ』1巻。1話目から衝撃的な展開が繰り広げられる。

再生する能力を活かして自分の肉を食料として分け与えるとか、何年も燃やされ苦しみながら生き続けるとか、とにかく1話目が衝撃的だった漫画。
この作者は1話目で読者のハートをつかむのが上手すぎる。

内容は賛否あるかと思うが、その後もぶっ飛んだストーリーの連続で、作者の頭の中には本当に感心する。

【20位】フリージア

フリージア愛蔵版 1 (1) (ビームコミックス)

敵討ちが合法化された日本のバイオレンス・アクション!

凶悪犯罪による被害者が加害者に復讐する「敵討ち法」が成立した近未来の日本。
被害者遺族はプロの執行代理人に敵討ちを依頼し、また加害者は警護人に護衛を依頼する。
そうして執行代理人と警護人・加害者の殺し合いが行われる。


画像は『フリージア』1巻。妄想の相手と会話をする主人公。

主人公は特殊部隊出身の凄腕の執行代理人。
物語ではこの主人公の活躍を中心に、執行代理人たちの仕事や日常、そしてターゲットにされた加害者および警護人の葛藤といったヒューマンドラマが展開される。

そしてなんといってもこの作品の特徴は、登場人物たちのイカレっぷりである。
しょっちゅう妄想相手と会話をする主人公をはじめ、登場人物の多くがどこか狂ってしまっている。あるいは徐々に狂っていく。

かなーりアクが強い作品かと思うが、この狂いっぷりにハラハラドキドキさせられるし、読んでいてクセになる魅力がある。

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