【Kindle】漫画おすすめランキング! 完結作から最新作まで名作50選

特集

12月8日更新

Kindleでまとめ買いできるおすすめ漫画を50作ほどランキング形式で紹介していこう。見やすいよう巻数ごとに分類しておく。

10巻までの漫画とか、20巻までの漫画とか、そういう分類ね。

それと昔の漫画を含めるとキリがないので、紹介するのはなるべくここ20年くらいの作品とさせてもらう。ただし『ワンピース』は紹介するまでもないと思うので省略だ。

まぁ『ワンピース』は紹介しなくてもみんな知っとるじゃろうからね。殿堂入りってことで。

この記事の目次

完結済み(21巻~)

【1位】鋼の錬金術師

錬金術師たちのダークファンタジーバトル。

若い天才兄弟錬金術師の2人は、母を甦らせるために禁忌の人体錬成をする。
しかしその代償はあまりにも高く、義手義足になった兄と、全身を失った弟は、失ったものを取り戻すための旅をすることになる。


画像は「鋼の錬金術師」1巻。少年漫画だがカッコイイ大人たちが多く登場する。

全27巻もの長編でありながら最初から最後までストーリー構成に無駄がなく、完成度が非常に高い。
(少年漫画にありがちな)引き伸ばしもないため、最初から最後まで気持ちよく読める。

またやたらオッサンたちがカッコイイのも魅力。
少年漫画というよりむしろオッサン漫画。

ほとんど非の打ち所がない傑作だ。

【2位】ヒカルの碁

囲碁ブームを巻き起こした熱血囲碁漫画。

主人公は平安時代の天才囲碁棋士の霊に取り憑かれてしまった小学生。
当初は碁に興味を持たず、霊に好きなように打たせていたものの、次第に自身も碁に興味を持つようになる。
そして少年は碁を通してライバルたちと巡り合い、プロへと成長していく。


画像は「ヒカルの碁」13巻。平安時代の幽霊と現代の名人がインターネットを通して対戦。

囲碁という動きのない地味なジャンルながらも、手に汗握る白熱のバトルでワクワクさせられる。

また数々の出会いと別れを通して少年が成長していく過程もよく描かれており、ストーリーの完成度にも満足する。

囲碁がサッパリ分からない人が読んでも面白いのでオススメ。

【3位】金田一少年の事件簿

IQ180の高校生が難事件を解決する推理漫画の金字塔。

主人公は名探偵・金田一耕助の血を引く高校生。
幼なじみの頼みで演劇部の合宿に参加したものの、合宿先の孤島のホテル「オペラ座館」では恐ろしい事件が一たちを待ちかまえていた――。

というように行く先々で難事件に遭遇するが、主人公はそれを優秀な推理で解決に導いていく。


画像は「金田一少年の事件簿」1巻。孤島で起きた殺人事件に挑む主人公。

推理漫画だと『名探偵コナン』も有名だが、コナンは子供向けの軽めなストーリーなのに対し、こちらの金田一少年は重い悲劇的なストーリーになっている。

犯人たちは読者も同情を禁じえない悲しい動機を持っていることが多く、そしてその犯人のトリックに、普段はダメ人間だけど推理力だけはある金田一少年が挑む。

子供だけでなく、大人が読んでも楽しめる推理漫画としてオススメ。

【4位】ナルト

(※モノクロ版とカラー版がある)

忍者たちが己の信念をかけて戦うファンタジーバトル。

過去に忍者たちが大きな戦争を行っていた世界が舞台。
主人公は落ちこぼれで親もおらず、そのうえ大人たちから差別されている悲惨な境遇にあるも、努力と諦めない真っ直ぐな心で次第に周囲を認めさせていく。


画像は「ナルト」1巻。派手なアクションが魅力。

落ちこぼれ呼ばわりされていた主人公が努力して成長し、そして活躍する様が気分爽快。
また確かな画力から繰り出される忍術を駆使したド派手なアクションもカッコイイ。

ストーリーは友情や復讐、家族の絆をテーマとしており、重い話が多い。
また争いに対して主人公は必ずしも力で解決するのではなく、対話で解決する道を模索しようとする。
こういった少年漫画らしくない要素を描ききった点でも名作だと思う。

【5位】東京喰種

人間と同じ見た目だが人間を食べる「喰種(グール)」と、その喰種を狩る喰種対策局の戦いを描いた現代ダークファンタジーバトル。

人間社会に紛れ込み、人を喰らう喰種が蔓延する東京が舞台。
大学生の主人公は不幸にも喰種の臓器を移植されて半喰種になってしまい、それ以降、喰種たちのコミュニティで生きていく苦悩の日々が始まる。


画像は「東京喰種トーキョーグール:re」1巻。喰種対策局と喰種の戦い。

序盤はやや地味なものの、喰種対策局との戦いが始まると少年漫画のような熱いバトルになり、面白い漫画になっていく。

またかっこいいデザインのキャラクターや武器、喰種のランク、捜査官の階級などなど、中二病心をくすぐる設定がとても上手い。

ダークな世界観とスタイリッシュなアクションが組み合わさった漫画だ。

【6位】GANTZ

死んだ者たちが部屋に集められ、異星人と戦わされるSFバトル。

高校生の主人公は友人と共に線路上に落ちた酔っ払いを助けようとしたところ、電車に轢かれて死んでしまう。
しかし気づいたらマンションの一室に転送されており、さらにそこでは同じようにその日死んだ人たちが集められていた。

そして謎の黒い玉に武器とスーツを渡され、異星人と戦うよう指示される。


画像は「GANTZ」21巻。部屋に集められ、謎の黒い玉に異星人討伐を指示される。

異星人の強さに応じて倒したときにポイントを得られ、100点貯まると「解放」「仲間の蘇生」「強力な武器」の3つから選択できるというゲーム的設定が面白い。

また主要キャラクターでもあっさり死ぬ無慈悲さもあり、毎回ハラハラドキドキさせられる。

【7位】ジョジョの奇妙な冒険

(※完結は7部まで)

能力バトル漫画の金字塔。まぁ能力バトルは3部からだが。

ストーリーが連続している長すぎるシリーズだし、初期作品は古いのでとっつきにくいかもしれないが、とりあえず能力バトルが面白くなる4部と5部、そして7部がおすすめ。

4部は一つの街を舞台とした日常バトル物で、平穏な街に潜む能力を用いた殺人者たちとの戦いが描かれる。

そして5部はイタリアを舞台にマフィアの能力者たちによる内部抗争を描いた、息をつかせぬ連続バトルのストーリー。

また7部は今までのストーリーがリセットされての再スタートなので、ジョジョシリーズをはじめて読む人でも楽しみやすいかと思う。

【8位】ベイビーステップ

スポーツ経験なしの生真面目な優等生が、高校からテニスをはじめてプロの世界を目指すテニス漫画。

スポーツ漫画の主人公というと、たいてい身体能力やセンスが優れているが、この漫画の主人公にはそういった要素がほとんどない。

平凡な主人公の武器は、ノートを使った情報収集と、その情報を用いた戦術、ボールコントロール、そしてどんな状況でも決して諦めない不屈のメンタル。

試合の合間でもノートを使って情報の整理をする主人公に周囲は驚くが、その情報をもとに対戦相手を徐々に追い詰めていく。

必ずしも順風満帆とはいかない主人公だが、応援したくなる魅力があるので読んでいて楽しい。

完結済み(11~20巻)

【1位】岳

山岳救助を描いた感動の作品。

北アルプスで暮らしながら山岳遭難救助の民間ボランティアを行う主人公を中心に、登山者や遭難者、県警山岳遭難救助隊などの山に関わる人たちのエピソードが語られる。


画像は「岳」5巻。遭難救助が間に合わない現実。

この漫画は山の楽しい面だけでなく、遭難したら最悪死ぬという厳しい現実も遠慮容赦なく突きつけてくる。
しかしそれと同時に心優しく山が大好きな主人公が、それでも山は楽しいよということも教えてくれる。

山の怖さと魅力が両方詰まった名作でオススメ。

【2位】DEATH NOTE

名前を書いた相手を殺せる死神のノートを使って理想の世界を創ろうとする日本一の天才高校生と、それを阻止しようとする世界一の名探偵の頭脳バトルを描いたサスペンス漫画。

主人公側は証拠を掴まれたら負けで、探偵側は名前を知られたら負けという、証拠と名前を巡る頭脳戦・心理戦の駆け引きがとても面白い。


画像は「DEATH NOTE」3巻。監視を欺くためにポテチを食べるふりをしながら犯罪者を殺す有名なシーン。

毎回ハラハラドキドキの連続で、連載当時は毎週とても楽しみに読んでいた。

【3位】それでも町は廻っている

商店街の喫茶店を中心としたほんわか日常コメディ。

主人公は商店街のみんなに可愛がられているタヌキっぽい元気な女子高生。
近所のお婆さんの喫茶店でメイド喫茶のアルバイトをしたり、ちょっと不思議な出来事を体験しながら高校時代を過ごしていく。


画像は「それでも町は廻っている」1巻。街の警察官とのコメディ。

大人から見て懐かしさを感じる古き良き商店街の雰囲気で、『よつばと!』や『ちびまる子ちゃん』の高校生版とでも言った感じか。

こんな街で暮らしたいと思える良い作品。

【4位】シグルイ

刀に魅入られ狂った漢たちが殺し合う剣豪時代劇。

江戸時代初頭、隻腕の剣士と盲目の剣士が駿河城内の御前試合で真剣を用いて斬り結ぶ。

隻腕や盲目になりながらも戦うこの2人には一体何があったのか。
その因縁の過去が、濃尾無双と謳われた「虎眼流」の道場での出来事を中心に、迫真の表現で描かれる。


画像は「シグルイ」9巻。2人の剣鬼の因縁の戦い。

残酷でグロテスクで狂気の物語。
しかしこれぞ武士の、そして漢の生き様だというのを感じさせてくれる。

壮絶すぎて一度読んだら忘れられない力作。

【5位】もやしもん

楽しく騒がしい農大の菌類青春コメディ。

肉眼で菌が見える不思議な力を持った農大新入生の主人公が、変人の教授や研究室の仲間たちと共に、祭り好きな大学でキャンパスライフを送りながら菌について学んでいく。


画像は「もやしもん」12巻。酒造りのうんちくを傾ける菌たち。

日本酒、ビール、ワインなどの発酵食品(主にお酒)を紹介しながら、デフォルメされた可愛い菌と一緒に、様々な菌について楽しく学べる。

農大コメディとしても菌の学習漫画としても、どちらも面白くてオススメ。

【6位】魔法陣グルグル

ドラクエパロディの伝説的なギャグ漫画。

ドラクエ系をプレイしたことがある人なら笑える話が大量に出てくるネタの宝庫。

「魔法は尻から出る」「へっくしょん!まもの」など、一度読むと何年経っても忘れられないネタが多い。

20年前後前の作品だが、今読んでも不変の面白さ。

【7位】シドニアの騎士

ロボットに乗って巨大生命体と戦うSFアクション・ラブコメ。

『BLAME!』などで知られる弐瓶勉氏の漫画で、奇居子と呼ばれる生命体によって太陽系が破壊された1000年後の未来が舞台。

生き残った人類は宇宙船で漂浪しながら、追撃してくる奇居子との戦いを繰り広げる。


画像は「シドニアの騎士」1巻。奇居子と戦う人型兵器。

過去作と同様に独創性の高いSFでありながらも、今作ではエースパイロットの主人公が戦いの合間に仲間たちと普通の日常生活を送るという、ラブコメ要素にも力が入っている。

ロボットアクション×日常ラブコメの組み合わせが好きな人にオススメ。

完結済み(1~10巻)

【1位】プラネテス

「宇宙」と「愛」がテーマのヒューマンドラマ

舞台は今よりも気軽に宇宙へ行けるようになった近未来。
宇宙のデブリ(ゴミ)回収業者として働く主人公をはじめ、宇宙で妻を失った同僚や、ロケット技術者を目指す少年、宇宙船以外何一つ愛せない科学者など、宇宙に関わる様々な人々の物語が展開される。


画像は「プラネテス」1巻。事故が原因でパニック障害を引き起こし、自分と語り合う主人公。

感動的な話だけでなく、宇宙とは何か、愛とは何かといった哲学的な話も多く、読んでいて考えさせられる。

やや難解で大人向けながらも、宇宙と人生を描ききった名作だ。

【2位】蟲師

怪異を引き起こす「蟲」と対峙する伝記ファンタジー

江戸~明治時代くらいの地方日本を舞台に、常人には見えない「蟲」への対処を生業とする「蟲師」の主人公が各地を旅し、「蟲」による怪異を解決していく1話完結の物語。


画像は「蟲師」1巻。蟲に取り付かれてしまったことで角が生えた少年。

要は妖怪ミステリー系だが、蟲は人に取り付くだけで喋るわけではないので、話の中心はあくまでも人間。
蟲に取り付かれた人々の人生を見ていきながら、それを主人公が解決する流れになっている。

淡々とした儚さがあるものの、古き良き日本や、自然の美しさを感じる和の雰囲気がクセになる作品だ。

【3位】BLAME!

どこまでも続く巨大構造物を探索するSFアクション漫画の金字塔。

遥か遠い未来、都市は複雑高度に階層化され、ネットワーク社会も拡大し、ネットワークへの正規アクセスを可能にする「ネット端末遺伝子」が市民権となる。
しかし災厄によりネット端末遺伝子は失われ、人間は市民権を失ってしまい、AIにより排除されるようになる。

そんな絶望的な世界で、サイボーグの主人公はこの世界を救う鍵となる、失われたネット端末遺伝子を持つ人間を探し出そうと、果てしない探索と戦いの旅を繰り広げる。


画像は「BLAME!」1巻。壮大な都市構造物を歩く。

制御できなくなったAIによって際限なく拡張されていく階層都市、不法居住者としてAIに排除されるようになった人間、そして人間とは異なる進化を遂げた珪素生物・・・・・・。

そんなワクワクするSF世界を、サイボーグで不老不死の主人公が淡々と戦いながら、黙々と探索していく。

セリフも少なく雰囲気も暗いのでかなり人を選ぶかと思うが、このスケール感と音のない世界には引き込まれる。

【4位】寄生獣

人間に寄生し捕食する生物との戦いと共生を描いた傑作

あるとき謎の寄生生物が空から降ってきて、人間の頭に寄生し、人間そっくりの姿で人間社会に紛れ込むようになる。そしてその裏で密かに人間を捕食する。

日本に住む高校生の主人公も寄生されるが、寄生先が右手だったために命は助かり、以降その寄生生物との奇妙な共生関係が続くことになる。

人間を捕食する寄生生物側と、その寄生生物を探し出して滅ぼそうとする人間側、そして寄生生物と共生する主人公たちの三者が入り乱れ、戦いを繰り広げていく。

寄生生物の中にも「自分達は何のために生まれてきたのか、どこから来てどこへ行くのか」という考えを持つものが現れるなど、ストーリーには哲学的な内容も多く含まれる。

絵柄こそ古いものの完成度の高い名作なので、一度は読むことをオススメする。

【5位】ひきだしにテラリウム

ひきだしにテラリウム
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『ダンジョン飯』で知られる九井諒子氏の傑作ショートショート

SFを中心としたコメディ集で、1話数ページの引き出しの中にクスッと笑える話が詰め込まれている。

発想もさることながら、ストーリーにあわせて絵柄を変えているので1つ1つが新鮮な気分で楽しめる。

ちなみに中には龍を料理する話も出てくるが、これが後にドラゴンを料理する『ダンジョン飯』へと繋がるわけか。

ほかにも同作者の『竜のかわいい七つの子』『竜の学校は山の上』も短編でオススメ。

竜の学校は山の上
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【6位】夕凪の街 桜の国

原爆の被爆者家族の日常を描いた感動作

被爆から10年後、生き延びて日常を歩んでいた人に突然訪れる原爆症による死。

そして今も続く、被爆により家族を亡くした二世の悩みや差別。

涙なくして語れない、多くの人に知ってほしい、読んでほしい作品。

原爆がテーマではあるものの絵柄も主人公も明るいため、重苦しい雰囲気ではなく読みやすいかと思う。

【7位】テルマエ・ロマエ

古代ローマ人が現代日本の風呂文化にカルチャーショックを受ける風呂コメディ漫画

古代ローマの浴場設計技師が事故で現代日本にタイムスリップするも、転移先はなぜか風呂の中。
主人公はそこで古代ローマより遥かに発達し、様々な面で合理的な日本の風呂の凄さを知り、驚愕する。

そしてそこで得た着想をもとに、古代ローマに戻って浴場を設計して評価されていく。

シリアスな笑いとして面白いだけでなく、風呂を通して古代ローマ文化の親近感や、日本文化の素晴らしさを教えてくれる良い作品。

「マンガ大賞」と「手塚治虫文化賞」をダブル受賞し、また欧米でも評価されている。

【8位】日常

高校生たちの「日常」を中心としたシュールギャグ

日常といっても、開幕からロボ娘が曲がり角で男子高校生にぶつかりその衝撃でお互いが上空に吹っ飛び、そして荷物から飛び散ったこけしや赤ペコ、しゃけが頭の上に降ってくるような日常だが。


画像は「日常」1巻。頭の上にシャケが降ってくる日常。

シュールなギャグに昭和のノリ、そして個性的なキャラクターたちが加わって、クセになる笑いを提供してくれる。

独特すぎて理解できない人にはサッパリかと思うが、ハマる人には凄くハマるコメディだ。個人的にはとてもツボに入った。

【9位】エマ

森薫氏によるメイドと貴族のラブロマンス

ヴィクトリア朝時代のロンドンを舞台に、まだ伝統的な身分制度が根強く残る貴族社会の身分差の恋を描いている。


画像は「エマ」1巻。19世紀後半のロンドンが舞台。

初期の頃はまだ絵が洗練されていないものの、徐々に『乙嫁語り』へと繋がる緻密な描き込みに昇華していく。

森薫氏が表現する煌びやかな世界と、淡々とした日常の雰囲気がとても好みで何度も読んでしまう。

【10位】セトウツミ

男子高校生が川辺で放課後漫才トーク

性格が対極な2人がただ座って関西弁で日々の出来事を喋るだけ。
奇抜なシチュエーションを用いるのではなく、会話のセンスや間の取り方で笑わせにくる。

漫才としてかなりクオリティが高く、意外とこういうギャグ漫画は見かけない。


画像は「セトウツミ」1巻。ちょっと神妙な面持ちをしてみる2人。

しかもそれだけでなく、この漫画は最終巻に驚愕の展開を持ってくる。
漫才と見せかけて、まさかこれまでの会話が伏線だったとは・・・・・・とビックリ。

最初から最後まで一貫してよくできた青春漫画だった。

連載中(21巻~)

【1位】宇宙兄弟

子供の頃に宇宙へ行くことを夢見た兄弟が、大人になってその夢を叶えようとする宇宙飛行士漫画。

兄である主人公は一度は宇宙飛行士の夢を捨てて就職するも、夢を諦めず宇宙飛行士になった弟に後押しされて、再び子供の頃の夢を目指すことになる。


画像は「宇宙兄弟」1巻。幼い頃に宇宙を夢見た兄弟。

NASAやJAXAといった各団体や、宇宙飛行士になるための試験、宇宙飛行士になった後の訓練、そして宇宙での任務などを楽しく学べるし、同じ夢を見るライバルたちとの競争と友情、そして兄弟愛に感動する。

夢に向かって突き進む情熱を思い出させてくれる大人の名作漫画。

【2位】コウノドリ

出産の大変さを教えてくれる感動の産科医漫画。

「子供を生むというのはこんなに大変なことなのか」ということをよーく教えてくれる。


画像は「コウノドリ」2巻。産科医でありながら有名なジャズピアニストでもある主人公。

女性だけでなく、男性も父親になる前に読んでおいてほしいと強く思う。

またほかの医療漫画だと医者同士がギスギスしていたり、院長と敵対したりと、院内政治バトルになりがちだが、こちらは医者同士がフレンドリーなので、純粋に出産関係の話題に集中できるのも個人的には良い点。

【3位】ベルセルク

ダークファンタジー漫画の代表作。

身の丈ほどの大剣を背負った剣士が巨大なモンスターに立ち向かうという威風堂々たるバトルアクションと、絶望的な暗黒の世界観が魅力。

日本の多くのダークファンタジー作品に影響を与えたであろう名作で、これを読まずにダークファンタジーは語れない。

【4位】HUNTER×HUNTER

『幽遊白書』で知られる冨樫義博氏の冒険ファンタジー漫画。

次から次へとワクワクする冒険やバトルが出てくる発想が素晴らしい。

能力バトルも『ジョジョの奇妙な冒険』並に面白い。

子供の頃から読んでいるが、大人になっても続きが読みたいと思える名作。

【5位】ヴィンランド・サガ

『プラネテス』で知られる幸村誠氏の中世ヨーロッパアクション漫画。

時代はヴァイキングが猛威を振るう11世紀の北ヨーロッパ。

主人公は復讐のためヴァイキングの一味に身を置き、殺戮の日々を過ごすも、やがて暴力で解決することは間違いだと気づき、戦争から逃れるため新大陸のヴィンランド(アメリカ大陸)を目指そうとする。


画像は「ヴィンランド・サガ」1巻。奴隷のいない平和な国を望む奴隷の女性。

リアルなヴァイキング、そして戦争と奴隷を描いた作品で、大人向けのバトルを否定するバトル漫画。

【6位】進撃の巨人

巨人と人間の戦いを描いたダークファンタジー漫画。

突如出現した巨人により滅亡の危機に追い詰められるという、無慈悲で絶望的な世界観になっている。


画像は「進撃の巨人」1巻。次々と巨人に食い殺されていく仲間たち。

またどうして巨人が存在するのかをはじめ、物語が進むごとに数々の謎が生まれるが、その謎が解明されていく展開も面白い。

そういったダークだが謎が気になる世界観が最大の魅力。

【7位】キングダム

中国の春秋戦国時代を舞台としたバトル歴史漫画。

一兵卒(未満)からのスタートとなる主人公が、戦場などで活躍して大将軍を目指していくという、爽快感のある立身出世物語が面白い。

戦場に出て強敵との戦いを通して強くなり、その強敵を倒して出世する。まさにシンプルイズベストな王道展開。

青年誌だが、少年ジャンプのようなノリで楽しめる。

【8位】GIANT KILLING

監督が主役の異色のサッカー漫画。

元日本代表でイングランド帰りの若きサッカー監督が、プロの1部リーグで万年最下位争いの弱小チームを戦術で勝利に導いていくジャイアントキリングストーリー。


画像は「GIANT KILLING」3巻。日本サッカー界を面白くすると宣言する主人公。

カリスマ性のあるカッコイイ主人公や、成長していく選手たちも魅力だが、サッカークラブのフロントや地元のサポーターなど、サッカーに関わる様々な人たちが描かれているのも特徴的。

読めばきっとサッカーが好きになる、大人におすすめしたいスポーツ漫画。

【9位】七つの大罪

『ライジングインパクト』で知られる鈴木央氏の王道ファンタジーバトル漫画。

一言でいうなら、『ドラゴンボール』を剣と魔法の中世ファンタジーにしたような作品。


画像は「七つの大罪」1巻。高い画力から生み出されるアクションシーン。

とにかく次から次へと強敵が現れ、主人公たちも敵側もガンガンインフレしていく。

しかしそこが魅力で、地裂け天崩れるような迫力満載のバトルアクションが楽しい。

これぞ少年漫画の王道バトルといった感じ。

連載中(11~20巻)

【1位】BLUE GIANT

どこまでもひたすらに真っ直ぐな青年が世界一のジャズプレイヤーを目指す軌跡を描いた感動の音楽漫画。

ジャズが大好きで、音楽で気持ちを届けたいと考える主人公が、出会う多くの人たちに応援され、ときには助けられながら、一直線に突き進んでいく。


画像は「BLUE GIANT」1巻。雨の日も風の日も1人サックスの練習をする主人公。

主人公は元気で実直な努力家ながらも、練習場所や生活費、仲間探しに悪戦苦闘していく。

しかしそんな主人公を家族や友人、仲間、その他様々な人たちが支え、また主人公の奏でる壮大で力強い音楽に圧倒され感動していく。

この作者は人の優しさを描くのが本当に上手く、ジワッと感動する。

読めばきっとジャズに興味を持ち、そして感動していく、そんな漫画。

【2位】乙嫁語り

『エマ』や『シャーリー』で知られる森薫氏の中央アジア漫画。

19世紀後半頃のウズベキスタンあたりを舞台に、様々な民族の文化や生活、そして結婚を丁寧に描いている。


画像は「乙嫁語り」1巻。綿密な描き込みが魅力。

この作品の魅力は細かい描き込み。

民族衣装や布地、絨毯、装飾品、工芸品などなど、装飾品1つ1つを徹底的に描き込んでおり、中央アジアの文化が絵でしっかりと伝わってくる。

老若男女誰にでもオススメできる漫画。

【3位】銀の匙

農業高校出身で農家で働いていた荒川弘氏の農業高校漫画。

高校受験に疲れて精神を病んでしまった主人公が、北海道の農業高校で仲間たちと共に過ごすことで立ち直り、新たな目標を見つけていく青春ストーリー。

作者自身が農業高校や農家に詳しいこともあり、農業高校の楽しさや、農家の大変さをしっかりと描いている。

面白い漫画だが、読むと肉を猛烈に食べたくなってくるのが難点か。

【4位】不滅のあなたへ

『聲の形』で一躍話題になった大今良時氏のファンタジー漫画。

ある時誕生した不死身の肉体と物体の性質を写し取る能力を持つ生命体が、様々な人たちとの出会いと別れを経て成長していく物語。


画像は「不滅のあなたへ」1巻。出会った相手が死ぬたびにその姿を獲得していく不死の生命体。

泣けるエピソードが多く、仲間との別れでは毎回泣けてくる。

最初の1話目から感動した。

【5位】ゴールデンカムイ

日露戦争後の北海道を舞台に、金塊をめぐって個性あふれるキャラクターたちがサバイバルバトルを繰り広げる明治時代アイヌ漫画。

明治時代の歴史要素に加え、狩猟、グルメ、アイヌ文化、新撰組などなどの、様々な面白い要素を混ぜこぜにした作品。

中でも特にアイヌ文化に力を入れており、アイヌの料理、狩猟、風習、文化がリアルに描写されていることで評価が高い。

サバイバルバトル漫画としても、アイヌ文化漫画としても、どちらでも楽しめる良作。

【6位】ヒストリエ

『寄生獣』の岩明均氏による、アレクサンドロス大王に仕えた書記官・エウメネスの波乱の生涯を描いた歴史大作漫画。

天才軍師なのに積極的に活動しようとしないエウメネスの活躍を、地味ながらも面白く描けているのは流石の岩明氏。

画像は「ヒストリエ」1巻。インターネット・ミームで有名なシーン。

シリアスな笑いが上手いというか、「ば~~~っかじゃねえの!?」「文化がちが~う!」など、インターネット・ミームとして使われているシーンも多い。

この漫画は地味だが面白い。これに尽きる。

【7位】BEASTARS

肉食獣と草食獣が共存する動物たちの世界を描いた青春ヒューマンドラマ漫画。

擬人化された動物たちが人間のように生活している社会という設定が面白い。


画像は「BEASTARS」3巻。草食獣のウサギに惚れる肉食獣の主人公。

肉食獣には肉を食べてはいけないという制約が課せられており、また草食獣たちは肉食獣に恐怖を感じながら暮らしている。

そんな相容れない両者が共存しようとする様に人間ドラマというか動物ドラマ(?)を感じる。

登場人物(動物)たちの心情を描くのも上手い。

【8位】アオアシ

サッカーのプロクラブ下部組織であるユースを題材とした高校生たちのスポーツ漫画。

ストーリーは、センスはあるものの弱小サッカー部出身で技術がない主人公が、ユースの監督に見出され、ユースの試験を受けることから始まる。

主人公はユースレベルの基礎技術がないため挫折するが、そこから前向きに頑張り、成長して周りに認められていく様が爽快で楽しい。

またチーム内の人間関係や競争がリアルで、チームの全員がプロを目指しているライバル同士という、部活とは違うユースの厳しい環境も描かれている。

サッカーの技術や戦術にも焦点を当てており、『GIANT KILLING』のような本格サッカー漫画としてオススメできる。

【9位】きのう何食べた?

『大奥』のよしながふみ氏による、弁護士と美容師の中年ゲイカップル日常料理漫画。

特になんてことはないフツーの日常が淡々と続くだけだが、そのフツーの日常生活をリアルに描くのが上手い。

ゲイであることを職場に隠したり、理解のない両親に悩まされるといった、同性愛ならではの悩みや交友関係もリアルさを感じる。

画像は「きのう何食べた?」1巻。いちごジャムを作る主人公。

そして料理にも力が入っており、レシピ付きで、ちょっとした料理本並みに調理シーンが描写される。

日常料理モノが好きな人などにオススメ。

連載中(1~10巻)

【1位】ダンジョン飯

モンスターを調理するダンジョンファンタジー・グルメ漫画

ダンジョンで金や仲間を失ってしまった冒険者の主人公たちは、死んだ仲間を蘇生するため再びダンジョンに挑もうとするも、金がなくて食料を用意できない。
そこで主人公は、モンスターを食料にしながら進むことを決意する。

魔物料理に精通したドワーフを仲間に加え、スライムもバジリスクもミミックも、そしてドラゴンだって料理していく。


画像は「ダンジョン飯」1巻。スライムの構造。

剣と魔法の王道ファンタジーでありながらモンスターの設定にリアリティを追求しているため、作中に出てくる料理はまるで本物のように美味しそうで、世界観に説得力がある。

戦闘もモンスターのリアルな設定を活かして、生物としての弱点を突いていく戦い方になっているので、こちらも大人向けのリアルさで面白い。

料理好きもファンタジー好きも、どちらも楽しめる傑作だ。

 

またついでに紹介すると、作者の九井諒子氏の短編集もリアルなファンタジー世界を描いていてオススメ

竜の学校は山の上
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ひきだしにテラリウム
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竜の学校は山の上』と『竜のかわいい七つの子』は現代ファンタジーなどの日常を舞台にした、心に残るちょっぴりいい話。

そして『ひきだしにテラリウム』は通常の短編よりさらに短いショートショート集で、SFコメディといった感じ。

【2位】異世界おじさん

異世界帰りYouTuberおじさんのファンタジーコメディ漫画

異世界へ転移させられ、17年もの間迫害を受けながら異世界を冒険していたおじさんが、現実世界に帰ってきたら待っていたのは親族一同に引取を拒否されたあげくの一家離散。

それでもめげずに魔法の力を活用してYouTuberになって生活をしていく。

『ワンピース』の尾田先生も愛読している傑作。


画像は「異世界おじさん」1巻。オークと勘違いされて殺されかけた話をするおじさん。

おじさんが甥に異世界での過去話を語っていくのが基本ストーリーだが、異世界でオークとみなされて何度も殺されかけたりと、おじさんが話す冒険譚は重く辛い話ばかり。

助けた女の子に好意を寄せられることもあるが、好意に気づかずフラグは徹底的にへし折ってしまう。

またSEGAネタや17年間ものジェネレーションギャップネタの笑える話もあり、30~40代にはグサリと刺さることだろう。

異彩を放ちまくる異世界漫画で面白い。

【3位】ゆるキャン△

女子高生たちがソロまたはグループでゆる~くキャンプをする、まったりアウトドア漫画

各々でキャンプの準備をしてから目的地まで旅をした後、野外調理や温泉などを楽しむという流れで、キャンプ・アウトドアの楽しさが伝わってくる雰囲気の良い丁寧な作品。


画像は「ゆるキャン△」8巻。1人スクーターで目的地へ向かう。

個人的にはスクーターに乗ったソロでの旅に魅力を感じる。

キャンプに興味がある人もない人も、読めばふらっとキャンプへ行きたくなる。そんな魅力がある漫画。

【4位】メイドインアビス

母親を探すため、少年少女たちが底知れぬ巨大な縦穴「アビス」の深層を目指すダークファンタジー漫画

絵柄の可愛さに反して、内容は結構ダークでグロい。
徐々に読者の心を抉ってくる。


画像は「メイドインアビス」6巻。広大な地下迷宮のアビス。

とは言えダークさだけでなく、巨大で広大なダンジョンを探索するという冒険心をくすぐるストーリーも魅力だ。

ダンジョン探索モノが好きな人にオススメ。

【5位】シャーリー

『エマ』や『乙嫁語り』で知られる森薫氏の趣味全開なメイド漫画

19世紀のイギリスを舞台に、カフェの女主人とメイドの少女の穏やかな日常が描かれる。


画像は「シャーリー」2巻。ハイヒールに憧れるメイドのシャーリー。

大きな物語があるわけではなく、メイド少女の淡々とした日々の雰囲気を楽しむ作品。

メイド少女にほんわかして癒されること間違いなし。

【6位】ブルーピリオド

東京藝術大学出身の作者による美術学生漫画。

成績優秀でリア充ながらも、打ち込めるものがなく空虚な日々を過ごしていた高校生の主人公が、一枚の絵に心を奪われ、さらに授業中に真剣に描いた絵が褒められたことで美術の世界にハマっていく。


画像は「ブルーピリオド」2巻。ライバルの言葉に刺激され感情を込めて描く主人公。

高校2年生という遅れたスタートで美大を目指すことになるが、金がないため、狙うは唯一の国立にして最難関の東京藝術大学。

同じく美大を目指すライバルたちとの過酷な美大受験の模様が描かれる。

主人公たちの葛藤と闘いを描いた青春情熱漫画として面白い。

【7位】図書館の大魔術師

本の力で世界を繋ぐビブリオファンタジー漫画

本好きだが貧しく、種族的にも差別された少年が、魔術師の司書と出会ったことで運命が動き出す物語。

司書に助けられ憧れた少年は、大陸全ての本が揃うと言われる、本の都にある中央図書館の司書を目指していく。


画像は「図書館の大魔術師」1巻。中央図書館の司書を目撃する主人公。

本と図書館をテーマとした作品で、それに魔術やファンタジー種族を加えた独自の世界観を構築しており、重厚で読み応えのある設定が魅力的。

また『乙嫁語り』の森薫氏のように、装飾などに対する緻密な描き込みも凄まじく気合が入っていて、絵も楽しめる。

ストーリーも最初の1巻で綺麗に話をまとめていて全体的に完成度が高いので、1巻だけでも読んでみることをオススメする。

【8位】異種族レビュアーズ

風俗店を通してファンタジー世界の異種族間の身体や感性の違いを描いたコメディ漫画

好みの異なる人間、エルフ、獣人、天使などが様々な異種族の風俗店を体験し、ファミ通風のクロスレビューで感想を書いていく。


画像は「異種族レビュアーズ」1巻。異種族間の好みの違いレビュー。

例えば人間は50歳くらいの人間の女性よりも、500歳でも見た目が若いエルフの女性を好む。
しかしエルフにとっては見た目が若くても500歳のエルフよりも、50歳の人間のほうが生命力が若くて好みだったりする。

そういった独自設定の異種族間の好みや身体の違いをコメディとして面白おかしく表現しており、とにかく発想が天才的。

ちなみに成人誌ではなく一般誌です。念のため。

【9位】ゴールデンゴールド

現代日本の廃れた離島が舞台のサスペンスホラー漫画

離島の祖母の家で暮らす主人公の少女はある日、海辺で見つけた不気味な人形に祈りを捧げる。

しかしその結果「福の神」らしき異形が復活し、少女の願いを原動力に島を欲望まみれにしていく。


画像は「ゴールデンゴールド」1巻。平然と家に居座るフクノカミ。

「福の神」に操られるように祖母の店は拡大していき、次第に島全体が異常なバブル経済になっていく。

というストーリーで、これからどうなるのか、どう決着が付くのか、先が気になる漫画。

【10位】ライドンキング

某プーチンっぽい大統領が異世界で冒険者になるファンタジーアクション漫画

武術・格闘技の達人であり、国民から絶大な支持を受けている終身大統領アレクサンドル・プルチノフは、とある事故が原因で異世界へ転移してしまう。

しかし大統領はあまり気にすることなく異世界の地で冒険者として活動していき、持ち前の強靭な肉体と正義感で弱き者を助けていく。

ストーリーや世界観はテンプレの異世界転生(転移)ファンタジーだが、それを実力のある漫画家が描くとここまで面白くなるのかという良い見本。

高い画力から繰り広げられるアクションシーンは迫力満点で、長年格闘技漫画を描いていた作者なだけに、格闘技や筋肉を描写するのがとても上手い。

また主人公は大人で人格者なため不快感がなく、寧ろその行動にはとても好感が持てる(モデルはどう見てもプーチンだが)。

異世界ファンタジー好きなら安心して読めるクオリティだ。

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