2Dアクション「ICEY」のスマホ版が日本語に対応したのでプレイしてみた。
コンシューマー版でも出ているので割と知られているゲームかと思うが、まぁざっと紹介していこう。
ちなみに配信元は先日紹介した「Muse Dasy」と同じ中国のX.D. Network。
ICEY
X.D. Network Inc.¥240posted withアプリーチ
ICEY
スタイリッシュアクション
このゲームは2Dの横スクロールアクション。
2つの攻撃ボタンを組み合わせたコンボや、ジャンプ、ダッシュ(回避)を駆使して戦う、スタイリッシュなアクションになっている。
スマホでも操作は簡単だ。
敵の攻撃にタイミングを合わせて回避することで、強力な反撃のカウンターアクションが発生するという要素もある。
また派手なフィニッシュムーブや、敵を倒した後の全体攻撃もあり、うまくアクションができるとスラスラ敵を倒せて気分爽快だ。
荒廃した世界観
そして荒廃した世界観も良い雰囲気を作っている。
人類はおらず、街は荒れ果て、出てくるのは機械のみ。
ボスデザインもかっこいい。
メタフィクション
しかしながら、このゲームの本当の魅力はメタフィクションにある。
ナビゲーターは「ICEYは矢印に従って進んだ」などとナレーションをするのだが、それに反する行動を取ると、ナビゲーターをおちょくるメタ要素満載な面白い展開になる。
例えば、ナレーションで橋をかけて崖を越えるというヒントを出される。
しかしそれに従わず、何度も何度も崖から飛び落ちると、ナビゲーターが段々キレてくる。
しかしそれでもわざと落ちると、最後にはナビゲーターは投げやりな態度になり、プログラムを弄って強制的にステージを進めるという強行に出てくる。
そんな感じでメタい展開になるわけだ。
プレイヤーが指示に反するたび、ナビゲーターは怒ったり、泣いたり、ときには歌いだしたりと、感情豊かな行動をしてくる。
そういった行動を見たいがために、寄り道できる場所を頑張って探そうという意欲が沸いて来るという面白いゲームデザインだ。
そしてこのナビゲーターの声優をしている下野紘氏の演技もとても巧い。
下野紘氏がこのゲームのMVPと言っても過言ではないだろう。
また他には、ナレーションに反する方向に進むことで一撃必殺のチートを入手したり・・・・・・
開発者の苦情メールを見つけたり・・・・・・
開発段階のバージョンについて知れるといった、隠し要素が見つかるようになっている。
もうほんと寄り道が楽しい。というか寄り道がメイン。
まとめ
・寄り道をするとナビゲーターとのメタ要素が発生
・ナビゲーター声優の迫真の演技
気分爽快なスタイリッシュアクションと見せかけて、ナビゲーターをおちょくって遊ぶのが真の目的のゲーム。
声優の演技が巧いこともあって面白かった。
ダウンロード版
iPhone/Android
ICEY
X.D. Network Inc.¥240posted withアプリーチ
コメント
最後の「だーーーろーーー!!!」の後に
「全権大使のこのオレォ?」って何故か脳内再生された
これ気になってたんだ、早速やるわ!
見た目は面白そうなのにナレーションが臭すぎてやるのきつい…
ちょうど昨日steam版やったばっかりだわ、割と難易度高いからEASYでやるのをおすすめする
カウンターがやけにシビアなのと腕マンがクソ強いのがきつい
ストーリーは正直The Stanley Parableの後追い感があった
英語ボイスでやればええんちゃうん
そのナレーションの臭さを楽しむゲームなので…
そう思う時点で、面白さの8割は失われてるし、
煽り抜きで真面目にやらない方がいいと思うぞ。
PVで見たその売りの部分がほんと耳障りで無理だった
が、声優さんが悪いとは言ってない