Kindleの話題ではないのだが、『十二国記』の新作が18年ぶりに発売することが決定した。
タイトルは『白銀の墟 玄の月』。
全4巻の予定で、今回発売するのはそのうち1巻と2巻。
発売日は10月12日。
今回は『魔性の子』『風の海 迷宮の岸』『黄昏の岸 暁の天』から続く、泰麒と戴国のお話。
もう忘れてしまっている人も多いかと思うので簡単におさらいをすると、『風の海 迷宮の岸』は日本で育った幼い泰麒が、麒麟としての能力に目覚めず悩み苦しみながらも、紆余曲折の末に驍宗を戴国の王に選ぶお話。
そして『黄昏の岸 暁の天』では、王となった驍宗は順調に国を治めるも、臣下である阿選の謀反により凶刃に倒れたとの噂が流れ行方不明になり、泰麒も角を折られ記憶を失い日本に転移してしまう(日本にいるときの話が『魔性の子』)。
王と麒麟がおらず、偽王の圧政もはじまり、そのうえ冬が厳しい戴国では、人が生き抜くことができないほどに苦しい環境になってしまったため、『風の海 迷宮の岸』に登場した将軍の李斎は、泰麒と同じく日本で育った景王の陽子に助けを求める(陽子のエピソードは『月の影 影の海』と『風の万里 黎明の空』)。
陽子は何とか戴国を助けようとするが、十二国の決まりで直接的に軍を動かして助けることができないため、各国の麒麟に協力を要請し、日本にいる泰麒を見つけ出して連れてきてもらう。
そうして泰麒は無事帰還し、記憶を取り戻すも、自分たちが陽子の国政の負担になっていると察し、李斎と2人だけで戴国へと帰っていく。
・・・・・・というのが今までのストーリー(だったはず)。
そうして戴国へ向かった泰麒と李斎は、荒廃した国を救う唯一無二の王・驍宗の行方を捜すことになるというのが『白銀の墟 玄の月』のお話らしい。
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