- メインシナリオライター石川夏子
- 3.3メインクエストについて
- 三闘神クエストについて
- モーグリ&ドラゴン族蛮族クエスト
- Q&A
- シナリオはどれくらい自由に書けるのか
- 吉田Pからのリクエスト
- 暗黒に込めた想いや執筆時のエピソード
- ネロ、アリゼー、ユウギリのシナリオの続編
- 担当されたシナリオのなかで特に思い入れがあるもの
- 双剣士ギルドのエピソードと再登場について
- 次に書きたいシナリオ
- リウィアとガイウスの出会いを描いたエピソードなどの恋愛物の予定
- アイメリクとルキアの関係
- プロデューサーレターLIVEではおなじみの、吉田Pから無茶振りエピソードがあればぜひ教えてください。
- 「ヒゲを剃ってたらメロディーが降ってきた!」と言っていたサウンドディレクターのように、シナリオのアイディアも突然降ってくるのか
- ゲーム中での演出
- パッチ3.2でオルシュファンを思い起こすようなエピソードがたくさんあったのは石川さんの意向なのか
- MMORPGのシナリオならではの苦労や工夫
メインシナリオライター石川夏子
担当クエスト
・2.0メインシナリオ クルザス中央高地編
・パッチ3.2メインシナリオ
・大迷宮バハムートシリーズ
・クリスタルタワーシリーズ
・双剣士クラスクエスト
・暗黒騎士ジョブクエスト
・錬金術師クラスクエスト(レベル50まで)
・マトーヤの洞窟サブクエスト全般
メインシナリオライターの具体的な仕事
じつは今回の質問募集の際に、初めてこの肩書で呼ばれました。
メインシナリオは世界設定を担当している織田と分担して書いています。
今回の3.3は織田班が担当しています。
3.3メインクエストについて
パッチタイトルの「最期の咆哮」からもわかるように、竜詩戦争が完結します。
さらに、エスティニアンがどうなってしまうのかといった展開や、アイメリクの活躍もすごいので、ご期待ください。
ユーザーとしては、エスティニアンは救われてほしいか散ってほしいか
エスティニアンには救われて欲しいです。
・エスティニアンには救われてほしいけれど、あれだけ執念のあるニーズヘッグにそのままやられてほしくない。
三闘神クエストについて
三闘神の問題を解決にするにあたり、帝国との戦いは避けられません。
ガレマール帝国軍「レグラ・ヴァン・ヒュドルス」が大きく関わってくる部分が話の焦点になります。バトルコンテンツというほどではないけれど、バトルもあります。
ただし、パーティは必要ないので、好きなときに進められます。
モーグリ&ドラゴン族蛮族クエスト
イクサル族の蛮族クエストと同様、クラフター専用のクエストです。
レベル50から60まで上げるデイリークエストで、材料はクエスト中に得られます。
すでにレベル60になっている人は「マテリジャ」を取るために楽しめます。イシュガルドから技術を教えに来ている職人たちが、プレイヤーの思いを代弁をするような展開もあったりします。
・働きたくないモーグリの代わりに、人間が技術を教えて白亜の宮殿を直していく。
・「モーグリにはうんざりだ!イシュガルドに帰る!」とNPCが言ったりする。
・材料はあるので、プレイヤーは作るだけ。
Q&A
シナリオはどれくらい自由に書けるのか
クエストによるところはありますが、好きな話を自由に書くのではなく、プレイした全体の体験として面白いかどうかが重要です。
暗黒騎士はバトルチームから自分自身と戦う展開をしたいという提案があり、それをもとにシナリオを作りました。
吉田Pからのリクエスト
たまにカットシーンを追加してほしいというリクエストがあります。
吉田:要素が全部そろったときに最終チェックをしますが、そこでより良くしたいという思いで指摘することはあります。
暗黒に込めた想いや執筆時のエピソード
自分の描いたシナリオを説明することは難しいですが、どのシナリオも思い入れがあります。
暗黒騎士のストーリーを書く際に、歴代のFFシリーズの暗黒騎士のイメージとして、暗黒騎士はなにかを犠牲にして戦っている姿を最初に意識して、不器用に貫く愛情みたいなものをテーマにしました。
続編を期待する声もいただいていますが、これからまた別のシナリオで異なる展開があるかもしれないので、ひとまず心にフレイを連れて旅を続けてください。
ネロ、アリゼー、ユウギリのシナリオの続編
まだ詳しいことは言えませんが、いずれ……。
・いつか必ず。
・吉田氏「暴れるのが決まっている人たち」
担当されたシナリオのなかで特に思い入れがあるもの
毎回全力疾走なので、どれにも思い入れはあります。特に苦労したのは大迷宮バハムートでした。新生FFXIVから開発チームに合流したのですが、そんな自分が旧から続く物語を決着させていいのかという迷いと、コンテンツ内で語るべきストーリーが多すぎて大変でした。
また、前廣さんからのアリゼーに対する「デレ」のチェックが厳しくて、なかなか終盤まで光の戦士に対してデレないアリゼーになりました。
・真成編3層でアリゼーのデレのOKが出た。
双剣士ギルドのエピソードと再登場について
ありがとうございます。
私もまた彼らと仕事したいと思っていて、前向きに検討したいと思っています。例えば、ジャックはグラマーな美人が好きなのですが、彼の周りにはそういう人がなぜか集まらないんですよね。
歴代のFFでもシーフ的なキャラは独特のカッコよさがありますね。また、双剣士以外のクラスのギルドマスターを再登場させてほしいという意見もいただいていて、そちらも前向きに検討してみます。
次に書きたいシナリオ
マトーヤの洞窟のような、日常っぽい話が書きたいです。
あとは、2.Xシリーズの終盤から黒衣森:南部森林にいるバスカロンがローレンティスを心配するセリフが追加されているのですが、あの2人の話もそろそろ決着させてあげたいです。
ローレンティスのために用意した酒を墓に……、ということにはしたくないので……。
リウィアとガイウスの出会いを描いたエピソードなどの恋愛物の予定
リウィアとガイウスでキュンキュンするかはさておき……。
恋愛モノは書きたいですが、なかなか書くタイミングがないのでこの場を使って吉田さんに書きたいと伝えます。吉田:メインクエストに出てくる人達は重い運命を抱えているので、サイドストーリーでやってもらえるといいんじゃないでしょうか。
・恋愛物は吉田氏が苦手。
アイメリクとルキアの関係
少なくともルキアはアイメリクに対して特別な想いがあると思いますが、アイメリクは目の前のことにいっぱいいっぱいだと思います。
結構アイメリクは鈍感そうですしね。ちなみに、ルキアとリウィアの話については、世界設定集のほうで色々と補完されるらしいのでそちらをお楽しみに。
プロデューサーレターLIVEではおなじみの、吉田Pから無茶振りエピソードがあればぜひ教えてください。
3人しかいない個室で、「プロデューサーレターLIVEに出ない?」と言われたことが一番です。
「ヒゲを剃ってたらメロディーが降ってきた!」と言っていたサウンドディレクターのように、シナリオのアイディアも突然降ってくるのか
そんなサウンドディレクターがあげてくれた曲を聴くと降りてくることがあります。
放送が始まる前に聞かれた方も多いと思いますが、3.3で使わなかった曲を1本の缶コーヒーと引き換えにデータを貰ったのですが、そういうのを聴いたりすると降りてくることもあります。
今回使われなかった曲は、逆に用途を設ければ使われるので、今後にご期待ください。
ゲーム中での演出
演出を付けるカット班というチームがあって、そこにお願いする場合もありますが、カット班との読み合わせで決まることや、提案してもらうことで決まることもあります。
クリスタルタワーで悠久の風が掛かるシーンがあるのですが、あれはカット班のサプライズでした。
3.0リリースを控えている忙しい時期にも関わらず、実装の発注がないままに作られていて、すごく驚きました。
パッチ3.2でオルシュファンを思い起こすようなエピソードがたくさんあったのは石川さんの意向なのか
私だから増やしたということはないのですが、イシュガルドを冒険してきたプレイヤーとして選択したというのがあります。
2.55の雪の家でのオルシュファンは、前廣さんに無理を言って書き直させてもらいました。これからもいろいろな困難に直面すると思われる冒険者に対する気持ちを受け取ってほしいです。
MMORPGのシナリオならではの苦労や工夫
イベント班全体では「簡潔にするところは簡潔にする」ということを注意しています。
プレイヤーとして、とにかくコンテンツに行きたい気持ちがとてもわかるので、ボリュームを増やしすぎず、かつ話として必ず伝える必要のあることは伝えるようにしています。
吉田:メインクエストなどで、本当はNPCを連れて旅をしたいところですが、ほかのプレイヤーの進行状態などと整合性が取れません。
パーティプレイなどの場合は長尺のカットシーンは難しいので、オンラインゲームのシナリオを意識することは大変だと思います。
コメント
「心にフレイを連れて旅を続けてください」っていいな
フレイはFF14で好きなNPCの一人だ
わかるわ、このセリフもいいよね
4キャラ暗黒50にしたけど、50クエ終わらせたくないw
(´・ω・`)今タイムシフトで見てるけどキャラ愛が伝わってくるわね
フレイの話が出てきて急にトリスタンが結局どうなってたのか気になってきた
あいつとはいいライバルになりたかったんだけどなぁ…
召喚士って設定上仕方ない部分もあるけど同ジョブの仲間いないんだよなぁ、ヤ・ミトラが色々調べて教えてはくれるけど
バハは苦労したんだろうなぁってのはよく分かった
入れなきゃならない要素多すぎたもんな
ニャンは難しい設定背負ってるからなー。
ニーズヘッグは不倶戴天の敵であり彼の宿業そのものであるし、
竜詩戦争=イシュガルド竜騎士の象徴でもあるし、
一方で新生されニーズヘッグ後となるイシュガルドに彼の居場所はあるかといえば・・
彼にとっての救いとは何なのか?という問いへの答えさえ難しい。
復讐が終わって槍を投げ捨てて、なんやかんやで
最終的にはフレースヴェルグやモーグリと一緒に暮らしてそう…
まぁでもどうせヒカセンのピンチにニーズの動きを封じて
オレごとぶっ殺せ!の討ち死にバッドエンドなんだろうなぁ
イシュガルドに居場所が無くても
アルフィノとヒカセンの側には
居場所も新たな仕事もあるさ
意外と暁加入(ヒカセンサポート担当)という第二の人生はあるかもな
そして4.0でヒカセンを庇って…
竜騎士とニーズヘッグって似てるんだよな
ドラゴン絶対殺すマンと人間絶対殺すマン
人と竜の融和を目指すとき
竜騎士達はどうなるんだろうな…