マイケル・クリストファー・コージ・フォックス
パッチ3.2のメインクエスト
パッチ3.2のアートに描かれているのはミンフィリアです。
行方不明になっていた彼女になにがあったのか、どうやって出てくるのか、マザークリスタルと彼女とはどんな関連があるのか、暁の血盟はこれからどんな道を歩むのか、運命の歯車の名の通り、パッチ3.2ではさまざまな変化があります。FFXIVのパッチタイトルは、複数の意味を持つものが多いです。
ミンフィリアがどのようにメインシナリオに関わるのか?
ドラゴンの姿を目にしたイシュガルドの民はどんな変化があるのか?
なかには変化を望まない人もいる。その対立も描かれていくかもしれません。
ちなみに、歯車はアレキサンダーにもかかっています。
逆さの塔
英語では「Antitower」ですが、シャーレアンがマザークリスタルを研究するための場所で、シャーレアンは学者であることを考慮して、アンチタワーという名前を考えましたが、日本では「反対する」の様なネガティブな意味合いを連想されるので、世界設定班の織田さんと話して、日本語版では開発名称の逆さの塔をそのまま使うことにしました。
塔の中に出てくるボスの名前を考えるときも苦労しました。
過去のFFのボスが出てくるので、その綴りをどうしようかという点が大きな悩みでした。
ローカライズチームができる前の作品なので、翻訳の統一が取れていないためです。
15年前にスクエニにローカライズチームができてからは統一しようとしています。たとえば、「テュポーン」は神話に出てくる「タイフォン」から取ったのですが、過去のFFでは「チュポン」という英名になっていました。本来間違っているのですが、当時の懐かしさを優先してそのまま使うか、正式なものに変えるか悩みどころです。
ちなみにFFXIVでは「タイフォン」になっています。
木人討滅戦
個人的に、修行する場所といえば、雲海が見える山の上の崖高いところというイメージだったので「Stone, Sky, Sea」という英名にしました。
木人討滅戦が行われる場所を示しています。コンテンツ開始時のカットシーンでは、木人が空からズドーンと現れる凝ったものになっているので、注目してください。
ローカライズチームの仕事
Q:ローカライズチームは具体的にどんな仕事をしているのか教えてください。
(フランス語/ドイツ語版は、日本語版と英語版どちらをもとに翻訳していますか?)
また、パッチ3.0や3.1パッチの翻訳はどのくらい時間がかかりましたか?A:単純に言えば翻訳ですが、あえてローカライズと呼んでいるのは理由があり、地域に特化した内容に翻訳しています。
日本の方が「かっこいい!」と思うことを、海外の方にも同じく「かっこいい!」と思ってもらえることを目標にしています。
翻訳で失敗することもありますが、失敗から学び、プレイヤーの方からの意見も聞いて、私たちも成長しています。翻訳チームはスクウェア・エニックス社内にいます。彼らは日本語が流暢なので、日本語から翻訳しています。
そして全員英語も完璧に話せますので、英語からも翻訳しています。英語からスタートするものも多いので、英語ベースで翻訳する事もあります。翻訳時間ですが、FFXIVは翻訳テキストの量が膨大なため、パッチは全世界同時に出しているので大変です。
シナリオチームだけではなく、様々なチームからテキストをいただきますが、より良いものを作るために皆さんぎりぎりまで調整しているため、スケジュールについてはいつも戦いです。
ちなみに拡張版の翻訳期間は、2ヵ月半で8人体制で翻訳文字数は150万文字でした。
途中で終わらないんじゃないかと心配になり、他のプロジェクトから翻訳者をお借りしました。
モンスターの技の名称
Q: モンスターの技の名称はどうやって決めているのか教えてください。
A: FFXIVはすべての名称は世界設定班の織田さんと合同作業で行っています。
織田さんの希望や、マイケルから英語のアイディアの提案を行い、話し合ってローカライズをしています。
日本語からローカライズすることもあれば、逆に英語からローカライズする場合もあります。ケルベロスの技「ヘルチャージ」は、英語名だと「Hound Out Of Hell(ハウンド・アウト・オブ・ヘル)」です。
ポイントは「ヘル」という言葉を上手く使用して、日本語と英語で差の無いようなローカライズを心がけています。ハウケタは英語で「Haukke(ハウッケ)」になっていますが、これはミスです。
F.A.T.E.のように、意図的に完全に日本語の意味と英語の意味を分けているものもあります。
翻訳時の命名ルール
Q:海外の人にしかわからないネタが仕込まれた名称やテキストがあれば教えてください。
麒麟を取得できるアチーブメント名が「Ichiban」になっていたり、面白い翻訳が多いですが、翻訳時の名称はどうやって決めているのですか?A:まず命名ルールとして、世界観を壊さないように、インゲームのキャラクターが見るものは、きちんとエオルゼアの世界の中にしかない名称に設定しています。
一方、プレイヤーが見るものはオマージュ的のものもOKというルールがあります。
アチーブメントなどはプレイヤーが見るものなので、オマージュ的な名称が多いです。
例えば『恐れる守護者「グレートオーク」』というF.A.T.E.がありますが、英語では「Smells Like Tree Spirit(スメルズ・ライク・ツリー・スピリット)」になっていたりします。
アウラの世界設定
Q:アウラに関する世界設定がもっと知りたいです。角は生まれつき生えているのか、他の種族からはどう思われているのかなどが気になります。
A:
■ゼラについて
集落はドマの近くのアジームステップというところにあります。
彼らが信仰している太陽神アジムの草原という意味があります。エオルゼア十二神のひとつ太陽神「アーゼマ」とは別の神様です。
十二神は基本的にエオルゼアでのみ信仰されている神々です。
しかしながら、名称は似ている部分があるのでもしかしたら遠い昔になにか関係があったかもしれません。■レンについて
ゼラは遊牧民的な部族ですが、レンはひとつの地に定住する部族です。
しかし、帝国の侵略で難民が多数出てしまったので、エオルゼアに流れてきている人が多いです。他の種族からどう見られているのかという点は、冒険者が多いことから差別的なことはないですが、警戒している人もいなくもないです。
ちなみに、ゼラとレン以外にも部族がいるかもしれません。
ガレアン族の第三の目
Q:ガレアン族が持つ「第三の目」にはどんな役割がありますか?
A: 空間を認識するための目で、他種族よりも空間認識能力に優れています。そのため飛空挺の操縦や銃器の扱いが得意だと言われています。
英語での「テンパード」
Q:リヴァイアサンのテンパードのことを「Drowned(ドロウンド)」と呼ぶと聞いたことがありますが、ほかの蛮神のテンパードにも同じような名前があるのでしょうか?
もしあれば教えてください。A:あります。日本では統一して「テンパード」ですが、英語だとそれぞれ違います。
これには理由があって、開発内では「信者」という単語を使っていましたが、それだとインパクトに欠けていたので、造語である「テンパード」にすることにしました。ですが、英語の場合「テンパード」は火に関する単語のため、リヴァイアサンだと違和感があるために変更しました。
他の蛮族に関しても英語名は違っていたりします。
コメント
お疲れ様です。
マイケル面白かったね
あんなに笑ったPLLは初めてだったw
(´・ω・`)彼は結局
日本語のうまい外人
英語のうまい日本人
(´・ω・`)どっちなのよw
両方の国の人を相手にしてるんだし察してあげて。
ミンフィはアシエンに乗っ取られてる説
(´・ω・`)らんらんマザークリスタルに匿われている説、ハイデリンの記憶がミンに流れ込んでいる的なところから
(´・ω・`)ミン「私がハイデリンになる!!」….ないわね
いや、以前ミンフィ取り込もうと試してる。
「加護を持ってる者を取り込めなくなったか…アーダーも考えものだな」
って白アシエンが言ってたから 取り込まれてることはないと思う。
イフ・リヴァ・ラムウの”テンパード”の呼び方は知ってるから、他のも出てくるかと思ったが出てこなかった。残念
(´・ω・`)今年も14時間放送やるならそこでマイケルさん&織田さんによるエオルゼア設定裏話やってほしいわね
>>翻訳チームはスクウェア・エニックス社内にいます。彼らは日本語が流暢なので、日本語から翻訳しています。
そして全員英語も完璧に話せますので、英語からも翻訳しています。英語からスタートするものも多いので、英語ベースで翻訳する事もあります。
吉田やモルボル以外も英語話せるんかい
スパチュンから移籍してきた山本さんとか、トロピコ5とかの洋ゲーを
日本語ローカライズしてる人等じゃない?
外国の方なのに
他の日本人の誰よりもトークが上手くて面白いと思った
やはり外国人のメンタリティとかディベート能力には
日本人が勝つのは難しいとか思った。
そういうのは外国人とか日本人じゃなくて結局は個人の資質だよ
テンパードは日本語版も蛮神ごとに変えて欲しいな
と思ったけど読めない漢字のオンパレードにしてきそうだからいいや
まぁモンスター名ではそれぞれに変わってるらしいし、多少はね?
サスタシャハードの「ドロウンド・◯◯」は、単純に溺れ死んだ船員のゾンビだと思ってたが、
リヴァテンパードって意味だったんだなーと感心したよ
「蛮神の信徒」っていう意味の固有名詞として分かりやすいから今までのままでいいんじゃないかね
“Soul Tempered by Ifrit Flame”とか、一般語として使われてる訳じゃないから仕方ないといえば仕方ない