GTAで知られるロックスター作品の「レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)」をクリアしたので、あまりネタバレにならない範囲でゲーム内容の紹介と、感想と評価を述べていこう。
本作は発売前から高く期待されていたオープンワールドのアクション・シューティングゲーム。
発売から10日ほどで売上は1700万本を突破した。
かなり癖が強く、手放しで褒められる内容ではないものの、名作ではあると思う。
ゲーム内容紹介
ストーリー
前作のあらすじ
ストーリーは前作と大きく関係しているので、前作を知らない人のために、前作の大まかなあらすじから紹介しよう。
前作は元ギャングのジョン・マーストンが主人公で、西部開拓時代が終わってしばらくした頃の1910年のアメリカと、そして革命が起きた頃のメキシコが舞台。
ジョンはギャングから足を洗い、メシマズな妻のアビゲイルや、引きこもり気味な息子のジャック、そしてギャングだった頃の仲間のおじさん(「おじさん」はあだ名)と共に、のどかな牧場生活を送っていた。
しかし連邦捜査官(要はFBI)のエドガー・ロスに見つかってしまい、妻子を人質に取られ、かつてのギャング団の弟分だったビル・ウィリアムソンと、ギャング団のリーダーで育ての親とも言えるダッチを殺すように命じられてしまう。
ジョンは嫌々ながらもビルとダッチを追いかけ、アメリカやメキシコを旅して回ることになるのだが、その道程で、ダッチは金持ちから金を奪って貧しい者に施しをする義賊的な存在だったこと、昔は理想に燃えていたが段々と狂ってしまったことなどがジョンの口から語られる。
まぁ最終的にはビルもダッチもジョンもあんなことやこんなことになってしまうのだが、「2」ではその11年前に遡り、なぜダッチが狂ってしまったのかということについて、ギャング団の一員として体験していくことになる。
「2」のストーリー
というわけで、今作はダッチ率いるギャング団の一員で、ダッチの息子的な存在、そして前作主人公ジョン・マーストンの兄弟的な存在のアーサー・モーガンが主人公。
開幕早々に猛吹雪の中での逃避行から始まるが、これはダッチたちがブラックウォーターで強盗をして一稼ぎしようとしたが大失敗して、所持金をブラックウォーターに置いたまま逃亡することになってしまったというストーリー。
金もない、食べ物もない、追われているという三重苦のどん底状態で、さらに女子供の非戦闘員も多く養っているため余裕がない。
しかしそんな苦境の中でもダッチの指揮の下、みんなで一致団結し、金と食料を調達して乗り切ろうしていく。
ギャング団は家族のような存在で、ときにはみんなで酒を飲んだり歌を歌ったりすることもある。
しかし前作のストーリーから分かる通り、様々な出来事が積み重なって、ダッチは次第に正常な判断ができなくなってしまう。
アーサーは当初はダッチを信じ、ダッチの指示に従って行動をしていくが、次第に狂っていくダッチに対して不信感を抱くようになり、またとある出来事がきっかけで、自身の今までの価値観が大きく変わる。
ダッチやギャング団の仲間たち、そしてアーサー自身はどうなるのか。
またジョンはどうしてギャング団を抜け、牧場主としてまっとうな生活を送るようになるのか。
これらが合わさって、とても先が気になるストーリーになっている。
西部劇生活シミュレーション
リボルバーを携え馬に乗る
ゲーム内容は、大まかにはGTAと同じシステムのTPS/FPSアクションゲーム。
ただし現代武器で戦うGTAとは違い、武器はリボルバーなどの昔の銃で、移動手段は車ではなく馬になる。
大自然が広がる中、馬に乗って草原を駆け回るのがとても爽快だ(木や岩にぶつかることも多いが)。
自由度の高い金策ゲーム
そして今作の主な目的は金を稼ぐこと。
通行人を襲う、馬車を襲う、列車を襲う、店を襲う、ギャングを襲う、賞金首を捕まえる、借金取りをするなどなど、ギャングとして様々な手段で自由に金を稼いでいく。
稼いだ金では武器の購入やカスタマイズなどができるほか、ギャング団のキャンプに寄付し、キャンプの機能を拡張することもできる。
また、野生動物の狩猟をすることもできる。
ウサギ、鳥、鹿、ワニなどなどの野生動物がいたるところにいるので、それらを探し出して銃や弓で狩り、皮を剥いで馬に積んで店に売ったり、装備のアップグレードに使ったり、あるいは肉を焼いて食べることができる。
生活感
そのほか、定期的な食事が必要、食事をすると体重が変化する、時間経過で髭が伸びていく、馬に餌やりやブラッシングをする、風呂に入るなど、生活感を感じる要素がとても多い。
アクションシューティングゲームというより、西部劇生活シミュレーションゲームと言ったほうが相応しいだろう。
その時代で暮らしている雰囲気を味わえるゲームだ。
感想
感動的なストーリー
で感想だが、最初にストーリーについて力を入れて紹介したように、このゲームはストーリーがとても良かった。
ストーリーの感想についてはネタバレになるのであまり言えないが、仲間たちとの明るいキャンプ生活から始まり、ダッチを中心にみんなが狂っていく展開、最後にはジョンの明るい奮闘記と、終始楽しめた。
ただし、前作を知らないと感情移入しにくいところはあると思う。
1つ1つにストーリーのあるクエスト
メインシナリオだけでなく、サブクエスト1つ1つにしっかりとしたストーリーが用意されているのも良いところだった。
「ウィッチャー3」のように単調なおつかいではないので、飽きにくくなっている。
楽しい狩猟生活
このゲームは上述したように西部劇生活シミュレーションゲームなわけだが、特に野生動物の狩猟が良かった。
馬に乗って草原を駆け巡り、野生動物を探して野宿生活をする。
野生動物を見つけたら、逃げられないうちに銃や弓で狩る。
動物の死体からは皮を剥いで、皮や死骸は馬に乗せる。
皮や死骸は街や拠点に運び、肉は焼いて食べる。
これら1つ1つが楽しい作業で、狩猟生活だけで1つのゲームとして遊べるクオリティになっていると思う。
というか、このゲームを楽しめるかどうかは、この狩猟を楽しめるかどうかにかかっているとも言える。
リアルさを追求した故の不自由さ
操作性が悪い
リアルな生活感が出ている反面、操作性もリアルなモッサリ動作なため、とてもストレスが溜まる。
慣れればなんとか・・・・・・と言ったところだが、最初は操作性が悪すぎてビックリした。
まぁでもロックスターのゲームの操作性はそんなもんか。
アクションゲームとしては一切期待しないほうが良いだろう。
操作が煩雑
操作性が悪いうえ、操作も煩雑だ。
コントローラーのボタンを全て使うだけでなく、長押ししながらのボタン操作も要求される。
使うボタンが多すぎて、覚えるのがとても面倒だ。
そして一度忘れたら、思い出すのがとても面倒になりそうだ。
操作ミスでうっかり銃を発砲してしまい、指名手配されてしまうというのは誰もが通る道だろう。
移動が面倒
いまどきのゲームにしては珍しくファストトラベルが限定的なので、移動を面倒に思う人も多いかもしれない。
とは言え、目的地に向かってオートで移動してくれる機能はあるので、個人的にはあまり気にならなかった。
まぁ景色を眺めながらまったりのんびり移動できる人向けのゲームだ。
ただし、拠点で走れないのは単純にストレスだった。
総評
【良い点】
・良く出来たストーリー
・楽しい狩猟生活
【気になる点】
・操作/UI関連全般
操作性が悪すぎて、アクションゲームやシューティングゲームとしてみると凡作というか、下手するとクソゲーに片足を突っ込んでいる。
しかしストーリーや世界観、グラフィックは素晴らしく、西部時代末期の生活シミュレーションゲームとしては良くできている。
「ゼノブレイド2」並に不満点が目立つゲームで、かなーり賛否両論だろうが、これはこれで名作だとは思う。
コメント
命がけで助けた人に銃を突きつける
馬に乗ろうと思ったらすれ違った通行人を馬から引きずり落とす
あると思います
チャプター2で遊んでるうちに操作は慣れたし、それを上回る部分が多くて買ってよかったと思えるゲームだった。
ただ途中まで釣りがやり方わからなくて、ヌシ釣りでRスティック10分近くグリグリしてたのが辛かったかなw
操作性とUIが本当に勿体ない、あと指名手配。
せっかく列車強盗とか出来てもメリットよりデメリットが多くてやる意味がないっていうね。
回復や食事アイテム使うのも一つのボタンを長押ししながらタグを切り替えてそこから更に何十種類もあるアイテムを探すのが非常に煩わしい。
もともとこういうゲームっていう意見もあるけどゲーム自体は良く出来てるから今の時代にあった遊びやすさにもう少し作ってほしかったね。
操作は特に気にならなかったけど
ストーリーとキャラに惹かれなくて放置中
操作がとても煩雑でチュートリアルの雪山からすでに心折れそうになってて俺も歳を取ったな、などと思ってしまう始末w
雪山のオオカミ退治ですらスキップしてしまった。
せっかくPro同梱版買ったんでもう少し続けてみる。
俺も操作性悪いので初日で積みゲーと化した。特にダッシュにボタン連打ってファミコンかと・・。
西部劇の雰囲気出すのに操作性を悪くする必要性を全く感じないので
ロックスターの怠慢としか思えなかったな。
ダッシュはオプションで切替式に変えられるよ。
チャプター2から面白くなってくるけど、そこまでの導入は完全に失敗してると思う
オープンワールドゲームに何時間もかかるオープニングなんて要らないという事を手ずから証明して見せた
満漢全席みたいなUBIオープンワールドと対極のようなゲームだった。
遊べとおすすめはしないけど、遊ぶと何かしら心に残る感じ。
犯罪のデメリットが大きいのも、GTA5の犯罪の軽さと対極で、実際に犯罪犯したらそらそーだよな。って感じで、ゲームと言うより、ワールドシミュレータを目指してるんだろうなって感じ。とはいえUIとかはリングメニューの意味がないし、わざと煩雑にしているにしては煩雑すぎる感じはする。
ウィッチャー3みたいなUIアップデートはして欲しい。
操作が煩わしい点は残念だけどそれ以外の部分はすごく楽しい
序盤自由になるまでがちょっと長く感じた、ここでツマンネってやめちゃう人いるかも、その後がどんどん面白くなるのだが
サンドニみたいな都会で馬に乗ろうとしたら通行人にタックル拘束して暴行罪とかちょっと待てい
それと多用する機能にスティック同時押しはコントローラーの寿命縮めるわこれ