PS4でプレイできるおすすめなインディーゲームを紹介していこう。
本当は30作品ほど紹介する予定だったのだが、途中で力尽きてしまったので、一旦20作品で公開する。
1位:テラリア
・広大な地下世界を自由に探索
・装備を揃えてボス戦に挑む
累計販売本数2000万本以上のマイクラ風サンドボックスゲーム。
このゲームは、ランダム生成されたワールドの広大な地下世界を自由に掘り進めながら、クラフトや戦闘をしていく2D横スクロールアクションになっている。
基本的なシステムは「マインクラフト」と同じだが、クラフトでの建築がメインのマイクラとは違い、こちらは探索と戦闘がメインで、ボスを倒すという明確な目標がある。
素材からのクラフトや敵からのドロップで様々な装備が手に入るので、より強い装備を入手しながら、強大なボスたちと戦っていく。
最初は剣をブンブン振り回す地味なアクションゲームだが、装備が整うと、空を飛び回りながら銃を乱射する派手なシューティングゲームになることもある。
ボス戦ではクラフトを駆使して自分でフィールドを作れるのもユニークなところだろうか。
オンラインでは最大8人でのマルチプレイに対応しており、対人戦もできる。
高い自由度とランダムマップのリプレイ性、いくつものエリアに分かれた地下世界の探索、アイテムの収集、多数のボス戦などがあるアクションゲームで、建築目的でなければマイクラよりこちらのほうが面白い。
ハマる人なら何千時間でも遊べることだろう。
2位:マインクラフト
・ブロックでできた世界で建築やサバイバル
・マルチプレイでは3種類のミニゲームが実装
累計販売本数1億4400本以上の有名すぎるサンドボックスゲーム。
ブロックでできた世界で、色々なブロックの素材を集めて、様々なクラフトができる・・・・・・というのはよく知られていることだろう。
ただし何を作れば良いのか決まっているわけではなく、何をするのもプレイヤーの自由で、プレイヤーが自分で目標を決めて遊ぶゲームになっている。
採掘や農業、牧畜などをしながら適当にサバイバル生活を送っても良いし、壮大な建築に取り組んでも良い。
またコンシューマー版では、最大8人で遊べるマルチプレイ用のミニゲームも実装されている。
ミニゲームは、バトルロイヤル形式の「バトルミニゲーム」。
相手の足場を崩し合って下に落とす「タンブルミニゲーム」。
空中を滑空して競い合う「グライドミニゲーム」の3種類。
オンラインはともかく、フラインでは何をすれば良いか分からないという人も多いが、それでも一度はプレイしてみてほしいゲーム。
3位:ロケットリーグ
・3対3のスピーディなバトル
・PS4版はPC版とのクロスプレイに対応
クルマでサッカーをするというクレイジーな発想の対戦スポーツアクション。
世界的に大人気なeスポーツで、累計プレイヤー数は4600万人を突破している。
ゲーム業界で注目されている賞のThe Game Awardsでは、2015年にベストインディーゲームを受賞した。
ルールはサッカーと同じで、時間内にボールをゴールに多く入れたほうが勝利。
しかし選手は人間ではなくクルマなので、ボールには体当たりしてシュートすることになる。
クルマなので緻密な動きでボール運びをするのは難しいが、ブースターで加速してフィールドを走り回るのはスピード感があってとても楽しい。
対戦人数は基本的に3対3だが、1対1~4対4まであり、サッカー以外にもバスケなどの変則モードもある。
PS4版でもPC版とのクロスプレイに対応しているため、マッチングの早さも問題ない。
カジュアルに楽しめる対戦ゲームでとてもおすすめ。
4位:風ノ旅ビト
・短い時間で大きな感動
・オンラインだとさらに感動
美しい世界をフワフワと飛び回りながら旅するアドベンチャーゲーム。
ストーリーを表すセリフや文章などはなく、純粋に雰囲気を楽しむゲーム。
何百時間でも遊べる「マインクラフト」や「テラリア」などとは違い、僅か1~2時間ほどで終わるが、短い時間で大きな感動を与えてくれる。
さらにオンラインだと、見知らぬ誰かと協力しあいながら旅をし、感動を分かち合うことができる。
このゲームのプレイヤーはみな親切なので、楽しく快適に旅をすることができることだろう(マッチングすればだが)。
旅と風景をシンプルに楽しめるゲームで、万人におすすめできる。
5位:UNDERTALE
・「MOTHER」のような懐かしい雰囲気
・チップチューンの名曲BGM
「MOTHER」「東方Project」「女神転生」などに影響を受けた、昔懐かしいレトロな雰囲気のターン制RPG。
人間と敵対する魔族が住む地下世界に迷い込んだ人間の子供が、そこで様々な魔族たちと出会い、ときに協力し、ときに敵対しながら、地下世界からの脱出を目指すというストーリー。
優しさを感じるお話で、全体的には「MOTHER」や「MOON」に近い雰囲気と言えるだろうか。
そして敵を殺すか殺さないかの選択ができるのも特徴で、プレイヤーの行動次第で結末が変化する。
戦闘はコマンド選択形式だが、敵の攻撃は「東方Project」のような弾幕シューティングがメインになっており、RPGでは珍しい多彩な攻撃を見ることができる。
また、戦闘では「女神転生」のように会話をしてやりすごすこともできる。
そしてチップチューン中心のBGMがこれまた素晴らしい。
ストーリーもBGMも良く、戦闘もユニークで、子供も大人も楽しめるRPG。
6位:スターデューバレー
・田舎で牧場主になってスローライフ
・自由に農業、牧畜、釣り、採掘、戦闘、住民との交流ができる
海外で人気の「牧場物語」ライクな農場生活シミュレーション。
都会での生活に疲れたため、脱サラをして田舎町で牧場主になるというストーリーで、田舎町でまったりとスローライフを送るゲームになっている。
制作者は「牧場物語」に影響を受けたそうだが、システム的には牧場物語とほぼ同じ内容と思えば良いだろう。
畑を耕して、種を植えて、毎日水やりをして、作物が実ったら収穫して納品し、そのお金でまた種を買って植えて・・・・・・というのを繰り返す。
そしてその合間に牧畜をしたり、釣りをしたり、ダンジョン探索(戦闘と採掘)をしたり、住民と交流をしたりしていく。
住民とは結婚も可能で、子供も生まれる。
またクラフト要素もあり、素材からアイテムを作ったり、そのアイテムで自分の土地をカスタマイズすることなどができる。
とは言え、農業を含めて何をするかはプレイヤーの自由で、あれをしろこれをしろと言われるゲームではない。
ほのぼのとしたゲームなので、「牧場物語」や「どうぶつの森」が好きな人におすすめだ。
7位:ホロウナイト
・美しいビジュアル
・広大な迷宮を自由に探索
虫たちが暮らす世界の滅びた地下王国を探索する2D横スクロールアクション。
手描きの美しい幻想的なビジュアルが特徴で、登場する虫たちも可愛くデフォルメされている。
またダンジョンは広くボリュームがあり、隠し要素も豊富で、マップを埋めていくのが楽しいデザインになっている。
そしてアクションはシンプルで操作性が良く、スピード感や爽快感もある。
ビジュアル、探索、アクションと、どれを取ってもクオリティが高く、メトロイドヴァニアとしての完成度がとても高いゲーム。
メトロイドヴァニア(2D横スクロール探索型アクション)が好きな人におすすめ。
8位:ショベルナイト
・レトロなグラフィックとBGM
・ロックマン風のステージを攻略
FC版ロックマン風の2D横スクロールアクション。
FC風のドット絵で、「スーパーマリオブラザーズ3」のようにステージを選択し、「ロックマン」のようなステージを攻略し、「リンクの冒険」のような街で買い物をしてパワーアップするゲーム。
要はFCアクションゲームのいいとこ取りをしているわけだが、ドット絵もアクションもステージもBGMも良く出来ており、レトロな2D横スクロールアクションとしてクオリティが高い。
The Game Awardsでは2014年にベストインディーゲームを受賞した。
横スクロールアクションが好きな人におすすめ。
9位:フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと
・不幸なフィンチ一族の死にまつわるエピソードを追体験
・印象に残るストーリーと演出
世にも奇妙なストーリーのアドベンチャーゲーム。
呪われていると言えるほど次々と不幸な出来事に遭い、多くは短命のうちに死んでしまうフィンチ一族。
プレイヤーはその末裔として、誰もいなくなった無人のフィンチ家の屋敷を探索し、そこで起きた出来事を追体験していく。
この追体験の演出が、猫になって鳥を追いかけたり、魚を切りながらファンタジー世界を歩いたりと、ちょっと変わったミニゲームになっており、ストーリーと合わさって印象に残りやすくなっている。
ちなみにThe Game Awardsでは、「ニーアオートマタ」や「ホライゾンゼロドーン」などを押し退けて、2017年のベストストーリーを受賞した。
10位:Dead Cells
・ランダムマップで死んだら最初から
・スピーディでソウルライクなアクション
ローグライクとメトロイドヴァニア(2D横スクロール探索型)を合わせたアクションゲーム。
マップが毎回ランダムに変化し、入手できる装備などもランダムで、しかも死んだら最初からというローグライク要素。
2D横スクロールで、一本道ではない広いマップを探索しながらパワーアップしていくメトロイドヴァニア要素。
これらが合わさったリプレイ性と探索性とアクション性のあるゲームになっている。
難易度は高めなので死にまくることになるが、そのたびに毎回違うマップを探索し、違う装備を入手していくので、飽きずに何度でも挑戦できる。
Darkest Dungeon
・冒険者のストレス管理をしながらダンジョン探索
・死んだらキャラロストの緊張感
自由に冒険者を雇いパーティ編成をしてダンジョンに挑む、ウィザードリィ風なターン制コマンドバトルRPG。
このゲームの特筆すべき点はパーティメンバーのストレス管理。
冒険者たちは敵からの攻撃やダンジョンのトラップ、道中の空腹などでストレスを溜め込んでいく。
ストレスが一定値を超えるとパーティ崩壊の原因になるので、そうならないうちにダンジョンから脱出して、街の施設を使って適度にストレスを発散させなくてはいけない。
そしてシビアなことに、このゲームでは死んだらキャラクターをロストする。
ゲームバランスが理不尽なため、慎重に進めても運が悪いとパーティメンバーを全ロストしてしまう。
パーティメンバーだけでなく、理不尽さから受けるプレイヤー自身のストレスも管理する必要が出てくるわけだ。
かなり人を選ぶゲームだが、緊張感のある探索や戦闘を楽しみたい人で、ストレスに自信がある人にはおすすめのRPG。
ホットラインマイアミ
・ノリノリなBGMでハイテンポな戦闘
・先が気になるストーリー
ハイテンポに敵を倒していく見下ろし型の2Dアクションゲーム。
謎の電話で指令を受けて、マスクを被って襲撃する主人公。
敵はバットや銃で一撃で倒せるが、敵の攻撃を一撃でも貰うとこちらが死ぬ。
しかも敵はこちらを発見すると超スピーディで動いて攻撃してくるので、とても難しくて何度も何度も何度も何度も死ぬことになる。
しかしノリノリなBGMに乗りながら計画的にスラスラと全ての敵を倒せると爽快だし、ストーリーも先が気になる展開で面白い。
死にゲーすぎてかなり人を選ぶが、ハマる人にとっては名作だろう。
ソルトアンドサンクチュアリ
・高難度でダークソウル風なアクション
・自由度の高い探索
「ダークソウル」を2D横スクロールにしたゲーム。
この一言でほとんど全ての説明が付いてしまう。
ダークソウル風のダークファンタジーな世界観で、ダークソウル風の高難度アクション、そしてダークソウル風の探索の自由度が高いステージ。
ダークソウルをメトロイドヴァニアで見事に再現しているので、ダークソウルが好きな人などにおすすめ。
LIMBO
・暗いモノトーンの世界
・死にゲーのアクションパズル
妹を探すために不気味な世界を突き進むパズルアドベンチャー。
モノトーンのグラフィックが特徴で、これが不気味な雰囲気を醸し出している。
ゲーム内容は多少のアクション性があるパズル。
即死トラップが多く、失敗するとグロく死ぬ。
ストーリーについてはゲーム内で一切語られず、プレイヤー自身が考察をする形になっている。
と言っても、基本的には不気味な雰囲気を味わうゲーム。
INSIDE
・薄暗くディストピアな世界観
・死にゲーのアクションパズル
「LIMBO」と同じ制作者のゲームで、こちらのほうが後の作品。
内容もLIMBOと大体同じで、不気味なディストピアっぽい世界を舞台にしたパズルアドベンチャー。
やはりストーリーは語られないが、LIMBOよりも考察しやすくなっていると思う。
LIMBOと同じく雰囲気がとても良いゲームで、The Game Awardsでは2016年にベストインディーゲームを受賞した。
全体的にLIMBOを一回りパワーアップしたゲームと言えるだろうか。
リトルナイトメア
・小人が不気味な船舶から脱出
・クレイアニメのようなグラフィック
「LIMBO」や「INSIDE」に似た雰囲気のサスペンスアドベンチャー。
不気味な巨大船舶に囚われた小人の少女が脱出するストーリーで、クレイアニメのようなグラフィックが特徴。
パズルを解いたり、怖い(というかキモい)見た目の敵からステルスしたり、あるいは追いかけられるホラー的な展開になるゲーム。
ストーリーはLIMBOなどと同じく一切語られず、プレイヤー自身が考察する形になっている。
不気味な世界観とグラフィックの雰囲気が良いゲーム。
ネバーエンディングナイトメア
・どこまで行っても終わらない悪夢
・何度死んでも終わらない悪夢
制作者が精神を病んでいたときに体感した感覚を再現したというホラーアドベンチャー。
不気味すぎる悪夢の世界をさ迷い歩く雰囲気ゲーで、ゲーム内容は雰囲気がほぼ10割と言っても過言ではない。
しかしながら、どこまで行っても、何度死んでも終わらない悪夢の世界は、怖い雰囲気を出している。
そして例に漏れず、こちらもストーリーは語られないため、ストーリーはプレイヤー自身が考察することになる。
マシナリウム
・ロボットたちが暮らすスチームパンクの世界観
・魅力的な絵本風のビジュアル
ロボットたちが暮らす街を探索するパズルアドベンチャー。
このゲームはいわゆる脱出ゲームで、怪しい場所をクリックしてギミックを解くことで進む形になる。
謎解きは難しく、なかなかの歯ごたえがある。
そして絵本のようなビジュアルで描かれたスチームパンクの世界観が魅力的。
謎解きと、この雰囲気が好きな人におすすめ。
Firewatch
・何者かに監視されるホラーな雰囲気
・トランシーバーを通しての大人な会話
1989年のアメリカ・ワイオミング州の自然保護区を舞台にしたミステリーアドベンチャー。
人生に疲れ、現実逃避を兼ねて森林の火災監視員になった男が主人公。
そこで姿の見えない上司とトランシーバーで会話のやりとりをしながら、広大な大自然を探索していく。
最初はちょっとした火遊びの注意をする程度の平和な日常だったが、次第に主人公の身の回りで不気味な出来事が起こり出し、不穏な空気になっていくというストーリー。
ストーリーでは徐々に迫り来る不気味な恐怖感が出ており、先が気になる面白い内容になっている。
ストーリー重視のゲームとしておすすめ。
Downwell
・ハイスピードで落ちていく爽快感
・死んだら最初からでランダムステージのローグライク
上や横ではなく、下に落ちて行くローグライクの2Dジャンプアクション・シューティングゲーム。
ハイスピードで落下しながら、下に発射される靴型兵器のガンブーツで撃ったり、ジャンプで踏みつけたりしながら敵を倒していく。
ステージの道中ではアイテムを拾ったり、店で買い物をしたりできるし、各ステージクリア後の特典でパワーアップをすることもできる。
死んだら最初からだが、マップはランダムで変化するので、飽きずに何度でもチャレンジしたくなる。
シンプルに面白いゲームでおすすめ。
ついでに言えば安い。
コメント
ホロウナイトは操作感も良さそうだし楽しそう
今やってるオフゲー終わったらプレイしてみよう
このうち半分くらいはバーチャルyoutuberの動画で知ったなあ
開発予算の少ないインディーズゲームはデザインやシステムに工夫があってなかなか面白い物が多いね
こういう記事は素直にうれしい。
ゲーム好きだけど、普段あんまりアンテナ広げて探さないもんだから、なかなか面白そうなゲームに出会えない。
アナログでもそうだけど、ゲームってやっぱりアイデアが大事。
マシンのスペックが上がった反面、ゲームとして作り切る難しさも上がってしまって世に出るゲームの総数自体は少なくなってると思うから、
個人製作の同人ゲームだけでなく、もうちょっと背伸びしたこれらの良作インディーズゲームって貴重な存在だよね。